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作品No sa-00020 
ジャンル 短編 
作品タイトル 海ッ子山ッ子 
フリガナ ウミッコヤマッコ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 静岡県婦人団体連絡会 
製作年 1958年 
分数 70分 
白黒 
言語 日本語版
英語版 
カテゴリー 生活・昭和30年代・漁村・ミカン・劇 
シノプシス この作品はベネチア国際映画祭でサンジョルジュ賞を得た。この賞は、全島が教会であるサンジョルジュ島にあるカソリックの教団が人道主義を鼓吹する映画に与える賞で、日本では前に日活の『ビルマの竪琴』が同じ賞を得ており、2度目の受賞であった。
 漁民と農民は生活も気質も異なって先祖代々反目が続いていたが、子供たちの友情で多年にわたる大人たちの確執も消えていった。 
映像内容 山も海もある伊豆半島沖浦町、そこへ若い小学校教師、早見が赴任してきた。早見を待ち構えていたのは、犬猿の仲の浜辺の村と背後のミカン山の村。漁民と農民は生活も気質も異なって、先祖代々反目が続いていた。子供たちも、磯っ子、山っ子といわれている。
 早見は磯野でバスから降ろされ、無理に龍宮館に下宿させられ、網元の青葉丸の案内で岬の神社でお祓いをうけることになった。お祓いの真最中に拝殿の奥から京助という山っ子が鳩をもって飛び出してきて大騒ぎになった。早見はいきりたつ青葉丸をなだめて、山っ子の少年の鳩小屋を見に行くことにする。その時ひそかにあとをつけてきたのは〈ゴリラ〉をガキ大将とする磯っ子たちだ。ミカン山で京助とゴリラの取っ組み合いが始まり、止めにかかった早見は着任早々さんざんな目にあってしまう。
 ミカン山は摘果の季節だ。京助の父の田川は、摘果の仕事を磯っ子にも、と校長に申し出、校長はこれを歓迎した。お互いの仕事を知り合うことで磯っ子と山っ子が仲良くなれればと思ったからだ。だが結果は・・・。
 ある日、京助の父は、うかつにも京助のメス鳩を逃がしてしまう。卵を抱きはじめた鳩なのだ。京助は夜道を神社に探しにいく。祭りの前夜で笛の練習をしていたゴリラが愛犬のテツと一緒についてくる。鳩は神社の裏の荒磯に突き出た松の枝にとまっていた。山っ子の京助は木登りは得意だったが鳩をつかまえた瞬間、重心を失って暗い海へ落ちてしまった。慌てたゴリラは、急いで小舟をだして京助を引き上げるが、櫓が流れて2人は沖へ漂流をはじめ、夜明けごろに小さな無人島に漂着する。
 村では大人たちが大騒ぎ。やがてその争いが頂点に達した時、ゴリラからの手紙を首にゆわえたテツが海を泳ぎ渡ってきて、2人の無事を知らせた。
 2人を乗せた船が港につくと、ゴリラの父の青葉丸と京助の父の田川は、固い握手をした。子供たちの友情で、海辺の磯野と山の大畑の多年にわたる大人たちの確執も消えていった。

海岸線 村の道をバスが行く
バスの乗客たちとバスの女車掌さん
バス停で待つ神主
竜宮館の縁側で待つ主人とおばあちゃん
早見先生を出迎える
宿の部屋に案内される先生
下宿の部屋で話し合う先生と青葉丸、下宿の女将、神主
漁師町を行く先生たち
鳩を追いかけて捕まえる山っ子
乙姫神社でお祓いを受ける先生
隠れていた山っ子見つかる
山っ子と話をする先生
海っ子が集って相談している
山っ子と先生の後をつける海っ子たち
蜜柑畠を歩く
山っ子の家の鳩舎
海っ子と山っ子が喧嘩をはじめる
先生止めに入るが海っ子達に襲われる
村の小学校の朝礼で挨拶する早見先生
他の二人の先生に学校のことを聞く早見先生
山っ子達が早見先生のことを話し合う
早見先生の歓迎会
蜜柑の摘果を手伝う山っ子
下校 林の道を歩く子供たち
蜜柑山の手伝いに向かう海っ子達
海っ子達に実をぶつける山っ子達
おばあちゃんの前で大声で泣く海っ子
先生に訴える海っ子
山っ子を連れてバスの女車掌さんが部屋へ来る
仲良く海岸を歩く海っ子と山っ子 仲直りの握手
磯で漁をする海っ子達
ワカメを陸揚げして干す人たち
磯で遊ぶ子供たちを見ている先生二人
乙姫神社の登り道を行く山っ子と先生
乙姫神社の社殿に座る青葉丸親子
船酔い防止の祈りを受ける海っ子
先生も加わって話して聞かせる
漁船に乗って船酔いする先生と海っ子
ペットショップで鳩を買う山っ子
海っ子も参加して摘果作業
蜜柑畠の中で喧嘩を始める海、山っ子
鳩を小屋から出してやる山っ子の父親
鳩が居なくなってしょげかえる山っ子
鳩を探し回る山っ子
祭囃子の稽古をする海っ子達
鳩を探しに出掛ける海っ子と山っ子
枝に止まった鳩を捕らえたとたん枝から落ちる山っ子
探す海っ子
海に落ちて近くの岩によじ登る山っ子
小舟で救出に向かう海っ子
村中で二人を探す
手紙を犬の首に付けて皆に知らせる
懸命に泳ぐ犬 村人の所に帰って来る
船で救出に来た親と先生
無事に港に帰って来た船
総出で迎える村の人たち
仲直りする漁師と蜜柑畠の父親
村祭り 山車を引く子供たち
社務所で酒を飲みながら話し合う
神輿を担ぐ子供たち
その横を乗合バスが通り過ぎる
 
地域情報 静岡県/伊豆半島 
スタッフ 製作:村山英治
原作・脚本:筒井敬介(NHK連続放送劇『でんでん虫の歌』より)
演出:木村荘十二
撮影:木塚誠一
音楽:林光
ネガ編集:岸 富美子 
受賞歴 文部省選定
1959年ベネチア国際映画祭サンジュルジュ賞 他 
画面サイズ  
備考・関連情報 協賛:中外製薬株式会社

出演 
ゴリラ君(6年生):吉田春夫
京助( 5年生):高田恭朗
早見先生:吉沢久嘉
青葉丸: 松本克平
柏木(神主) :小笠原章二郎
校長: 御橋 公
龍宮館の婆さん:飯田蝶子
パスガールのなみ子:有田紀子  他
 
参考画像
 
フィルム原版 日本語 35mm.
英語  16mm.・35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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