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作品No sa-00042 
ジャンル 短編 
作品タイトル ダニの世界 
フリガナ ダニノセカイ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 中外製薬株式会社 
製作年 1961年 
分数 20分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 科学・生態・寄生・食品害虫・記録 
シノプシス 『ノミはなぜはねる』に続く科学映画の第2作。
 私たちの周辺にはたくさんのダニがいる。食品の中や動物に寄生する吸血ダニ等の生態を詳しく観察する 
映像内容 古くなった七味唐辛子やチョコレートの中からダニがわいて問題になったことがある。コナダニという種類のダニである。コナダニは成虫でも0. 5ミリ以下、針の穴を楽々と通り抜けることでもいかに小さい生き物かがわかる。砂糖の好きなサトウダニ、ミソにたかるミソダニも同じ仲間だ。食物にダニが発生しても肉眼にはなかなか見分けられないが、ダニを分離する簡単な方法がある。その食品を2グラムほどとって中性洗剤の液に溶かし、飽和食塩水を入れてかきまぜると、比重の違いで表面にダニが浮き上がってくる。ダニがどのように発育するのか、ケナガコナダニを例にして調べた。ケナガコナダニがわいた古いチーズを顕微鏡でみながら細い筆の穂先で卵だけ拾い出しシャーレに移して観察する。ダニの繁殖には、20度から25度位の温度と70パーセント以上の湿度が必要で、3日目頃から卵の内部に変化が起きる。そして4、5日で仔虫が生まれる。仔虫の足は6本で、生まれるとすぐ周りにあるカビなどをガツガツ食べる。1日、2日して眠りに入り、脱皮する。今度は足が8本で、体も仔虫の倍以上になり、第1若虫という。さらに2度脱皮して親虫になる。卵から親虫まで10日、親虫になるや、1日平均10個から多いのは30個も卵を産み、これが数日続く。しかし、60度をこえる湯に落とすと皆死んでしまう。食物を煮たり焼いたりすることがダニ退治にも細菌の消毒にもなることがこれでわかる。逆にダニは温度が低いと繁殖する力を失うので、冷蔵庫に保存するのも良い。また乾燥も良い。人間の血を吸う厄介なイエダニ。イエダニはネズミの巣に湧くのでネズミの駆除が第一だ。牛馬にたかるのはマダニ。ツツガ虫病を媒介するツツガ虫もダニの仲間だ。

七味唐辛子をかけようとする男
唐辛子の中にダニがうじゃうじゃ
ビックリ顔の男
チョコレートにもダニがいっぱい(コナダニ)
針によじ登るダニ
袋の破れ目から中に入り込むダニ
砂糖ダニ
ダニを分離する実験 顕微鏡で観察
ケナガコナダニの繁殖
卵の孵化→脱皮→親虫 (顕微鏡)
雄と雌の比較
産卵
ダニの生存の実験 水とお湯の中に入れる
鍋で煮る
冷蔵庫に入れる
乾燥と湿度の実験
食料入れる容器の手入れ
米倉庫で殺虫剤の燻蒸
イエダニ 皮膚を刺して血を吸う
ポリポリかく男の子と父親
天井裏のネズミの巣
ネズミ捕りにかかったネズミ
ネズミの毛の中にダニがいっぱい
ネズミの巣を取り除く男の人
殺虫剤を撒く
乳剤を撒かれて死ぬダニ
林の中の牛たち
牛の皮膚に食いつくマダニ
ピンセットで引張ってとる
血を吸って膨れ上がったマダニ
ツツガムシ 岩肌を這う
林の中ダニを探す研究者
拾ってきた落ち葉からダニを分離する
ササラダニ
林の中 枝を振ってダニを集める研究者
ハダニ
 
地域情報  
スタッフ 原案:佐々學
製作:村山英治
脚本・演出:丸山章冶
撮影:塩瀬申幸/高橋祐次
編集:長谷川宣人
解説:木島則夫 
受賞歴 文部省選定
厚生省推薦 
画面サイズ  
備考・関連情報 指導 
 東京大学伝染病研究所寄生虫研究部 佐々學 / 松本克彦 / 三浦昭子 / 福井正治
協力 
 農林省家畜衛生研究所寄生虫研究室 
参考画像
 
フィルム原版 16mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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