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作品No sa-00057 
ジャンル 短編 
作品タイトル アメリカの家庭生活 第1部 子供のしつけ 
フリガナ アメリカノカテイセイカツ ダイ1ブ コドモノシツケ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 貯蓄増強中央委員会 
製作年 1964年 
分数 32分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー アメリカ・生活・文化・記録 
シノプシス アメリカの家庭生活は、いったいどんなものか、アメリカ人の生活の中に入って、彼らから学ぶべき点、すぐれた国民的な伝統を探し求めた映画である。この映画を通して戦後の日本人の生活を考えてみたいという意図があった。 
映像内容 アメリカの中流家庭を訪ねてみる。アメリカを象徴するニューヨーク、その郊外の高層団地アパートに住む若いマーフィーさん一家。アイルランド系移民の2世で夫は27歳、妻は26歳で2人の男の子がある。若い母親が「狭いアパー トに暮らすかぎり、子供に散らかすなといってもムリ」と、一緒に楽しく本をひらいて遊んだあと、必ず片付ける習慣をつけている。子供のしつけのコツを聞くと「愛情と常識です」と答えた。夫のダニエルは建築の現場監督だが、もっと勉強して収入の多い地位に着こうと、勤めが終わると大学の夜学に通っている。
 次に、アメリカの家庭生活の根底になっているキリスト教と開拓者精神のふるさとのひとつ、コネチカット植民地のあとを訪ねてみた。ウッドベリーという静かな町で、今は近くの都市の郊外住宅地に変わってしまっている。このウッドベリーの開拓農民の家に育ち、シカゴの近郊エバンストンに住むウィルさん一家を訪ねた。彼らはマーフィーさん一家の5年後を思わせる姿でもあった。ウィルさんたちは、それまでのアパート住まいから、念願の一戸建ての郊外住宅に移ってきたばかりで、余暇があるとその古い家の模様がえを家族全員でしていた。父親のウィルさんは「子供のしつけは親から学ぶもので、本を読んで身につくものは1割ぐらいなものだ」といい、「いま、小さな子供を厳しくしこむのは、それが身について将来楽しく仕事ができる人間にしてやりたいからだ」という。「自分たちの子供の頃は、近くに農民はもとより鍛冶屋とか、大人のさまざまに働く姿を見て育った。しかし、今の子供は、親の働く姿を知らない」と、休日出勤の日には、小学2年の長男を職場へ連れていき、終日、自分が仕事をするそばで遊ばせていた。ウィルさんは、シカゴの建築設計会社の設計技師だった。家の修理の大工仕事などは「自分がやった方が速いのだが」といいながら小さな息子に手伝わせていた。7歳の少年には電気ドリルの振動を抑さえるのがやっとだったが、ウィルさんは大きな体を曲げてその幼い手元をのぞきこんでいた。もっと子供が大きくなり欲しいものがふえてくると、親は買ってやるかわりにどうしたら手に入るか相談にのって、そのために子供が働くことを激励してやる。自分の手でえた小さな経済の中で、子供たちの独立心や働く習慣が培われていく。

 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英治/大西雅夫
脚本・演出:村山英治
撮影:小松浩/加藤和郎
編集:沼崎梅子
録音:岡崎三千雄
音楽:原田甫  
解説:川久保潔・小山田宗徳
 
受賞歴 文部省特選
第19回芸術祭奨励賞
1964年度教育映画祭最高賞・企画賞
第13回東京都教育映画コンクール金賞
他多数 
画面サイズ  
備考・関連情報 〔現地協力〕
ルウス・マシウス
オズポン美智子
ウィスコンシン大学農村社会学科
 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画 https://youtu.be/FoSnRTQt6Dw 
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