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作品No sa-00093 
ジャンル 短編 
作品タイトル 石の文化 
フリガナ イシノブンカ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 文化庁 
製作年 1970年 
分数 29分 
カラ- 
言語 日本語版・英語版 
カテゴリー 古墳・飛鳥時代・石造美術・記録 
シノプシス 石器時代から江戸時代に至る石の文化財を日本各地に訪ねて物言わぬ石が語る日本の歴史をたどってみた。これまで顧みられることの少なかった石の文化財を題材とした点で、 異色である。 
映像内容 石の利用は土器よりも古い。さまざまな石器は、私たちの祖先にとって、石がどんなに親しいものであったかを物語っている。古墳時代に入ると、巨大な石を構築する技術も発達した。飛鳥時代には、大陸の帰化人の活躍が目覚ましく、母国の様式によって建てたといわれるものも残っている。仏教の伝来にともない、大きな礎石の運搬、加工の技術も伝えられた。仏教の興隆は、仏足石や石仏などからもうかがうことができる。平安時代には、仏教は中央から全国に広がり、磨崖仏や、宝塔、五輪塔のような石造美術がさかんになる。鎌倉時代になると、わが国の石造美術は最盛期を迎えた。仏教が庶民の間に広がって、石地蔵が作られるようになったのもこの時代からだ。石は自然のままの姿でも親しまれた。自然石によって庭園の美を構成する造形は、日本独特のものとして発達した。
 近世になると石は宗教的記念物から、ようやく現実的な機能や美を構成するものへと変わってきた。相次ぐ城郭の築造や日光東照宮の造営工事、石を美的にいかした桂離宮にそれがみられる。江戸時代には、石による大規模な灌漑工事もみられる。熊本の通潤橋はその代表的な例だ。
 日本には、外国にみるような巨大な石の遺物は少ないが、長い歴史の中で石は生活の伴侶となり、そこに日本の文化を物語る多彩な石の文化をみることができる。

握斧
石格石
石鏃
石斧
石皿
岩偶
硬玉大珠
勾玉/石釧
車輪石
鍬形石
井寺古墳
石舞台
鬼の厠
鬼の俎
酒船石
亀石
石人男女像
須弥山石像
猿石
石塔寺 三重塔
礎石
礎石
山城国分寺跡
頭塔薬師三尊石仏
仏足石
平等院鳳凰堂
臼杵磨崖仏群
笠置山線刻磨崖仏
東大寺法華堂
法隆寺石灯篭
高山寺
覚園寺宝篋印塔
箱根 宝篋印塔、五輪塔
極楽寺五輪塔
浮島十三塔
磨尼輪塔
板碑
十輪院
地蔵
真言院の二仏
池庭
枯山水
枯山水
石庭
茶室
茶室
熊本城
石橋
日光東照宮
桂離宮
通潤橋
路傍の石仏
大沢池石仏群
日吉塔
飛鳥時代宮殿跡発掘現場
 
地域情報 東京国立博物館/北九州/大和地方(奈良県)/飛鳥地方(奈良県)/宇治/大分県/京都府山城地方/鎌倉/箱根/奈良/熊本/滋賀/栃木/大分


 
スタッフ 製作・演出:村山英治
脚本:北条明直
撮影:木塚誠一
音楽:別宮貞雄
解説:芥川比呂志 
受賞歴 文部省特選
第25回芸術祭優秀賞
1970年文部省青少年映画賞
 
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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