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作品No sa-00094 
ジャンル 短編 
作品タイトル 道ひとすじに
若き日の吉岡弥生 
フリガナ ミチヒトスジニ ワカキヒノヨシオカヤヨイ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 至誠会 
製作年 1970年 
分数 55分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 生活・女性史・女医・劇 
シノプシス 女性には何の権利も与えられなかった明治時代に男性に伍して女医への道を開いた吉岡弥生の感動の伝記をドラマにした。 
映像内容 静岡県下の漢方医の娘として生まれた鷲山弥生は、明治22年医師になることを決意して上京し、済生学舎の門を叩いた。当時女子医学生の入学を認めていたのはここだけだったが、男女の差別は厳しく、大勢の男子学生の中でわずかな数の女子学生は小さくなっていなければならなかった。弥生は努力して女医の資格を得て、本郷に鷲山医院を開いたが、開業のかたわらドイツ留学を志して、ドイツ語を勉強するため至誠学院に通った。学院長は若き日の吉岡荒太だった。2人は弥生の父の反対を押し切って結婚した。弥生の学んだ済生学舎は風紀問題で新聞に叩かれ、風紀が乱れるという理由で遂に女子を締め出してしまった。
 そこで弥生は、女性だけで学べる学校を作ろうと、明治33年、日本で初めての「東京女医学校」を創立した。しかし、実験ひとつ満足にできない貧乏学校だった。弥生は自分の長男の分娩も教材として生徒たちに見せるほど勇敢だった。時代の風潮は女性も職業に就く者がふえるようになり、ようやく女医学校も軌道に乗った。しかし、学制が変わって専門学校として認可されなければ卒業しでも医者になる道が閉ざされてしまうことになった。弥生は認可を得るために文部省に日参した。自分を信じて集まってきている300人の生徒のために必死だった。だが、文部省の役人はなかなか視察にきてはくれない。その文部省も遂に弥生の熱意に折れて、役人たちが学校と寄宿舎に乗りこんできた。こうして明治45年東京女子医学専門学校(後の東京女子医科大学)が誕生した。

早朝の道(早春) 弥生 警官に尋問される
済生学舎・前期生講堂 講義を受ける弥生たち
近くの寺の境内 学生たち
学長室 学長と弥生
下宿の一室 ランプの明かりで勉強する弥生
階段教室 授業を受ける学生たち
下宿の一室 母からの手紙を読む弥生
故郷の道(回想)父の往診
教室 男学生が囃したてる中の弥生
下宿の一室 ねじりはちまきで頑張る弥生
故里の道 人力車に乗っている弥生
故里の道 村はずれ父が出迎える
明治の町角 町角で遊ぶ子供たち
本郷の裏通り アメ売りや子供たち
至誠学院 玄関 案内を乞う弥生
四畳半の小部屋 吉岡荒太が入ってくる
至誠学院の一室 荒太が弥生に教える
六義園の池の端 弥生と荒太
鷲山医院 診察室 弥生と松造
鷲山医院 座敷 弥生と荒太の結婚式
或る裏長屋 人力車に乗る弥生
走る人力車
茶の間 荒太と弥生のやりとり
至誠医院 表 荒太倒れるの知らせ聞く弥生
荒太の病室
学長室 学長に交渉する弥生
東京女医学校
東京女医学校 その庭 蛙を解剖する生徒たち
東京女医学校 教室 相談する女子学生たち
寄宿舎の一室 女生徒に意見する荒太
至誠医院 診察室 高利貸しに金を借りる弥生
奥座敷 自分の出産を生徒に見せる弥生
新聞記事モンタージュ
女医学校 渡り廊下
階段教室 生徒大勢講義を聞く
文部省 表
文部省 応接間 事務官と弥生
川辺の書斎 荒太と川辺との話し合い
診察室 生徒の父親が弥生につめよる
薬局 文部省から電話がかかる
病室 二、三人の患者が寝ている
実験室 文部省視察官を案内する弥生
病室 一杯の患者であふれている
病室 見廻る視察官
 
地域情報 東京都/静岡県 
スタッフ 製作:村山英治/村山和男
脚本:谷健二(酒井修)
演出:金子精吾
撮影:村山和男
照明:沢田実
美術:飯田公夫
編集:沼崎梅子
音楽:浜坂富雄 
受賞歴 文部省選定
第25回東京都教育映画コンクール奨励賞
第10回フジフィルム映画技術賞
 
画面サイズ  
備考・関連情報 出演 吉岡弥生:高野通子           夫・荒太:大塚国夫
    弥生の父:森 幹太            校長:和沢昌二
    女医学生:箕輪律子、井波いくよ    役人:富田浩太郎
    ばあや:田中筆子             高利貸:吉沢久嘉 他
 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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