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作品No sa-00112 
ジャンル 短編 
作品タイトル 案ズルヨリ産ムガ易シ 
フリガナ アンズルヨリウムガヤスシ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 雪印乳業株式会社 
製作年 1972年 
分数 25分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 妊娠・出産・育児・習俗・記録 
シノプシス 妊娠、出産、育児に関する昔からの人間の知恵を語る民間習俗を、今日の妊婦の立場で捉え、笑いの中に母性の尊さを説いた異色作である。今では見ることのできない貴重な習俗を各地に取材している。 
映像内容 今日でも、多くの人々が安産とよい子をと願って神社に参詣する。水天宮で安産祈願する妊婦のインタビューから、妊娠、出産には多分に精神的なものが伴うことが窺える。妊娠5ヵ月目に入ると戌の日に腹帯をする習慣がある。腹帯は科学的にみても、お腹を支え、胎児の位置を正しく保つのに役立っている。お腹の胎児が男か女かということは、昔は殊に関心があり、岐阜県海津町では男女を占う「餅きり」の習俗が残っている。お餅の中に豆を1つ入れ、それを切って豆が切れれば女、切れなければ男というように、妊娠祝いのひとつとして楽しんだ。確立は5割である。新生児は女100 対男105の割合で生まれてくるが、成長して大人になるのはほぼ同数という見事な自然の配慮がある。胎教については様々な戒めがあり、精神生活や食生活に注意を与えたものが多い。さらに妊娠が進むと昔の人は「子安講」に参加したり、妊婦を隣近所や親戚で呼んでご馳走する「オイダシ(オイダシゲ)」という風習もあった。
 昔の人に比べると、現代の妊婦は母親学級や、定期検診等、医学的な恩恵に浴しているものの、孤独で不安になっている。福井県敦賀地方には「産小屋」の習俗があり、お産は不浄なもの、異常なものと考え、妊婦を家族から離して〈うぶや〉で産ませたが、そこには昔の人の生活の知恵も感じられる。妊婦を姑から離して村の女たちがお産を助けるというもので、このような産前習俗を見ていくと、現代のお産も、もう一度人間性豊かなものとして考え直してみたいものである。

精子
染色体
精子→受精→卵核分裂→出産
一姫二太郎
総領の甚六
新郎が御機嫌
過保護
タバコと妊婦と胎児の関係
赤アザ、夫婦喧嘩
血流
胎教
男つわり
母子健康センター 母親学級
定期検診、栄養指導
子安講 御堂外景 観音像
拝む老婆 妊婦
儀式、オイダシ
産屋 外景 力綱
漁港風景
アミ作業するおばあさん
乳母車の赤ん坊二人
船が着く 甲板上の船員
宴会 家中でお祝い
歌うおばあちゃん


 
地域情報 東京都/岐阜県/海津町/福井県敦賀市 
スタッフ 製作:村山英世
脚本:藤原智子/瀬藤祝
演出:瀬藤祝
撮影:三枝弘夫
イラスト:佃公彦
音楽:三木稔 
解説:小沢昭一
 
受賞歴 文部省選定 
画面サイズ  
備考・関連情報 監修:日赤産院院長 小林 隆 
参考画像
 
フィルム原版 16mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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