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作品No | sa-00117 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | たすけあいの歴史 生命保険のはじまり |
フリガナ | タスケアイノレキシ セイメイホケンノハジマリ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 生命保険協会(現・生命保険文化センター) |
製作年 | 1973年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 30分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版 |
カテゴリー | 文化・経済・歴史・国民生活・アニメ |
シノプシス | 生命保険の歴史をひとつの文化史として、人間がその知恵と努力による互いの助け合いの方法を、より合理的なものにしてきた試行錯誤の姿を描いた本格的なアニメーション映画で、多彩な画面を創り出している。桜映画社アニメーション第一作。 |
映像内容 | 遥かな人間の歴史……。長い不安定な狩猟時代をへて、やがて大地に根をおろした農耕文明が始まる。村落を作り、互いに助け合う共同生活が生まれ、母なる大地と父なる太陽の力をかりて、貧しくとも暮らしは安定していた時代。 農耕文明は、やがて封建領主を育て、城下町が発達して人々を集め、中世の分業時代になる。暮らすには便利だが頼れるのはカネだけ、保障のない都市の生活。この中世の雑踏の中で、商人や職人たちは、自分たちの生活を守るためにギルドという同業組合を作った。 一方、17世紀にロンドンのセントポール寺院の坊さんたちは、あらかじめ一定の香典を積み立てておいて、仲間の誰かが亡くなると一定の金額を贈って遺族を助ける「香典前払い組合」を作った。ところが積立金の額を老若一律にしたので若い坊さんから不満が出てこの組合は失敗する。 数年後、孤児寡婦保障組合、アミカブル・ソサエティ(友愛組合)が生まれたが、これも長くは続かない。 ロンドンではこういう失敗を方々で繰り返して、1762年世界最初の近代的な生命保険会社が誕生した。ハレー彗星の発見で知られるハレーが世界最初の生命表を作り、この生命表をもとに数学者のジェームス・ドドソンが年齢別の保険料を算出したのである。 こうして確立された近代的生命保険の制度は、イギリスから近代工業社会のアメリカに輸入されて非常な発展を遂げた。特に開拓の初期からの自由独立のアメリカの気風は、相互扶助制度のよい地盤となった。そして現代、鉄とコンクリートの巨大都市の孤独で非情な分業社会の中で、人々は自分自身の生活と家族を守る保障として、広く生命保険を利用するようになった。 生命保険の始まり セントポール寺院 香典前払い組合 友愛組合 アミカブルソサエティ 生命表 |
地域情報 | |
スタッフ | 製作:村山英治 脚本:村山正実 構成:平見修二 演出:杉井ギサブロー アニメーション:山本繁/三輪孝雄/中村和子 背景:児玉喬夫・内田好 撮影:熊谷幌史 音楽:間宮芳生 語り:岸田今日子 |
受賞歴 | 文部省選定 第29回東京都教育映画コンクール金賞 第12回日本産業映画コンクール奨励賞 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |