記録映像データ詳細表示

作品No sa-00160 
ジャンル 短編 
作品タイトル 歌舞伎の魅力 演技 
フリガナ カブキノミリョク エンギ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 国立劇場 
製作年 1978年 
分数 33分 
カラー 
言語 日本語版・英語版 
カテゴリー 文化・伝統・古典芸能・芸術歌舞伎・記録 
シノプシス 「見得」「タテ(立ち廻り)「六方」「だんまり」など、伝統の中で造り上げられた歌舞伎の演技や表現を中心に、その特色を名場面の中で紹介し、鑑賞に必要な基礎知識を伝え、歌舞伎への理解と親しみを持ってもらおうと企画した。 
映像内容 歌舞伎は、江戸時代の大衆が生み育てた演劇である。音楽劇であり、舞踊劇であり、セリフ劇でもあるが、独特の様式をもって完成されている。
 まず歌舞伎十八番「助六縁江戸桜」。ここは吉原の町、粋な揚巻が登場する。三浦屋の格子先には女たちが艶やかな衣装で並び、そこへめっぽう威勢よく、格好のいい主人公助六が現れる。江戸っ子そのままの助六の演技は、当時の江戸町民の感情を代弁している。
 「有難御江戸景清」の開幕前、楽屋では化粧や扮装が行なわれている。その化粧や扮装は、歌舞伎が独特の誇張した様式美を重んずる演劇であることを示している。演技の特徴をみると、伝統の中で洗練された美しい姿を形として伝えている。静止の芸としての「見得」、舞踊化された「タテ」の演技、無言で次々と美しい動作を見せる「だんまり」、歩く芸としての「六法(ろっぼう)」等、効果的に印象づけるよう工夫されている。
 舞踊の要素を多く取り入れて代表的な「積恋雪関扉」。
 「奥州安達原」の一場面では、親子の演技に、浄瑠璃の語りと三味線の伴奏が切々とした気持ちを表現している。
 「浮世柄比翼稲妻」では、身振りだけでなくセリフの言い回しにも特有の調子を聞かせる。互いに七五調の美文を受け渡す「ワタリゼリフ」が見せ場となって、さらに演技のリズム化を助ける特殊な音響効果「ツケ」が取り入れられている。
 「菅原伝授手習鑑」の寺子屋の場面。「義経千本桜」の大物浦の場。「天衣紛上野初花」での情緒溢れる場面。浄瑠璃清元の粋にくだけた語り、磨きぬかれた伝統の演技は、歌舞伎の美しさを見事に見せてくれる。
 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英治/利光久輝
脚本・演出:北条明直  
撮影:木塚誠一/村山和雄/北川英雄
照明:本橋俊男
編集:沼崎梅子
解説:伊藤惣一
 
受賞歴 文部省選定
第22回日本紹介映画コンクール銀賞 
画面サイズ  
備考・関連情報 資料提供:早稲田大学演劇博物館 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
◀ 戻る

このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

Copyright © 2020, Kirokueiga Hozon, All Rights Reserved.