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作品No sa-00168 
ジャンル 短編 
作品タイトル さび 
フリガナ サビ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 科学技術庁 
製作年 1979年 
分数 17分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 科学・酸化・鉄・記録 
シノプシス 鉄はどのように錆びるのかその条件としくみを明らかにする。錆との闘いは省資源・省エネルギーにもつながることにもふれている。 
映像内容 開業当時から走り続けた新幹線の車両が解体される。その理由のひとつに、さびがある。さびによる損失は予想外に大きく、さびの防止は限りある資源を有効に使うための今日的課題である。鉄は生まれながらに、酸素と結びつこうとする不安定な性質を持っている。しかし、酸素があっても水分がなければさびない。さびは酸素と水が関係してできる。日本は雨が多く、鉄のある所に必ずさびが生じている。鉄を長持ちさせる方法として、まず伝統技術である南部鉄ビンの鋳込み作業を見ると、江戸時代から続くこの作業には伝統的なさび止めの技術が見られる。鋳型から取り出された鉄ビンは、木炭炉で900度くらいに焼かれ黒さびをつけ、この黒さびをつけることで赤さびを防いでいる。鉄ビンのさび止めの作業は、250~300度に熱して漆を焼き付け、さらにおはぐろと呼ばれる液を塗って落ち着いた表面に仕上げ、優雅な美しさと丈夫さを兼ね備える。今日一般的なさび止めの方法は、塗装である。鉄の表面に塗料を塗って、空気中の酸素や水が直接触れないようにして、鉄を半永久的にもたせる。また、船の場合、鉄よりもさびやすい亜鉛を取り付ける電気防食という方法がある。また、さびでさびを防ぐ方法もある。耐候性鋼といわれ、鋼鉄に銅やクロムを2~3パーセント混ぜ、良質なさびを作らせる方法である。またステンレスよりもさびにくい金属、非晶質金属をつくる研究も進んでいる。私たちの生活になくてはならない鉄をさびから守ること、さびとのたたかいが、省資源•省エネルギーにもつながっている。

01:00:06:02 - 01:00:47:28  新幹線工場
01:00:47:28 - 01:01:20:23  スクラップ置場
01:01:20:23 - 01:02:06:10  製鉄所 溶鉱炉、出銑、さびた鋼管
01:02:06:10 - 01:02:28:22  傘の花 自転車
01:02:28:22 - 01:04:05:05  錆びる実験Ⅰ 酸素、窒素、乾燥剤
01:04:05:05 - 01:04:40:28  錆びる実験Ⅱ 水中で錆が出来る実験
01:04:40:28 - 01:06:22:03  電気化学的説明
01:06:22:03 - 01:08:10:01  鉄瓶作り 鋳込み、型出し、表面錆取り
01:08:10:01 - 01:09:05:12  漆付け、表面仕上げ作業(おはぐろ塗り)
01:09:05:12 - 01:09:35:25  造船所 ドッグ全景
01:09:35:25 - 01:11:18:02  錨、船体を塗る スクリュー亜鉛
01:11:18:02 - 01:11:32:05  鎌倉美術館 鉄の柱
01:11:32:05 - 01:12:13:25  耐候性鋼と普通鋼
01:12:13:25 - 01:12:24:13  不二家 屋根
01:12:24:13 - 01:12:37:18  中野電々ビル
01:12:37:18 - 01:12:55:17  金材研 金属の構造を調べる
01:12:55:17 - 01:13:12:18  鉄の結晶
01:13:12:18 - 01:13:53:08  非晶質金属づくり
01:13:53:08 - 01:14:05:09  出来上がった 非晶質製品
01:14:05:09 - 01:14:12:11  非晶質金属とステンレス
01:14:12:11 - 01:14:44:03 耐食実験
01:14:44:03 - 01:15:16:12  内海曝露試験場
01:15:16:12 - 01:15:38:14  地上曝露試験場
01:15:38:14 - 01:16:15:11  外洋曝露試験場
 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英世
脚本:花﨑哲
演出・撮影:吉田嗣郎
撮影:浅野勲
照明:石橋等
編集:守随房子
音楽:長沢勝俊
解説:勝田 久
 
受賞歴 文部省選定 
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 16mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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