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作品No | sa-00171 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | 歌舞伎の魅力 女方 |
フリガナ | カブキノミリョク オンナガタ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 国立劇場 |
製作年 | 1979年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 32分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版・英語版・スペイン語版 |
カテゴリー | 文化・伝統・古典芸能・歌舞伎・記録 |
シノプシス | 歌舞伎に女優はいない。女性の役を演じる俳優もすべて男性である。そして女に扮する俳優のことを「女方」、俗に「おやま」と呼んでいる。 この歌舞伎固有の「女方」芸の発生、展開、その演技の伝承と創造の過程を語りながら「女方」が300年を超える歴史の中でつくり上げてきた独自の美を追究している。 7代目尾上梅幸・4代目中村雀右衛門のインタビュー、5代目中村勘九郎(18代目中村勘三郎)・5代目坂東玉三郎らの舞台稽古風景も収録。 |
映像内容 | 襖が次々と開いて、名高い遊女、夕霧が登場する、「廓文章」。美しい鬘と華やかな裲襠(うちかけ)といういでたちの夕霧は、今は落ちぶれた大家の若旦那、伊左衛門にせつない心の内を訴える。 映画は伝統を現代に受け継いでいる女方の化粧の仕方、役づくりの苦心、厳しい稽古風景などを紹介して、ついで「新版歌祭文-野崎村-」の舞台に入っていく。野崎村のお光の可憐でややコミカルな娘から、歌舞伎が生み出した女性像のいくつかを、その名場面をとらえて紹介する。女方が追求した女性像は、容姿が美しいばかりか、心もひたすらに美しくなければならなかった。 「奥州安達原」では、謀反人安部貞任を夫に持ったがために、久しぶりに訪れる父母の家に入ることを許されない袖萩。「隅田春奴女容性-梅の由兵衛」の女房小梅は、自分が指を切って夫の代わりに罪を負おうとする女。夫は金の工面に困って人を殺した。その時相手に小指を噛み切られ、それが証拠となっているのだ。 最後の「鏡山旧錦絵」は、主だった役がすべて女という珍しい演し物である。御家転覆を図る局の岩藤と、それを阻もうとする中老の尾上の対立。姫から預かっていた大切な名木が岩藤の草履にすり替っていたことから岩藤に大勢の前で辱めを受け、尾上が死を決意して思い詰めた表情で花道を去っていくところで映画は終わる。 |
地域情報 | |
スタッフ | 製作:村山英治 脚本:北条明直 演出:萩野正昭 撮影:木塚誠一/村山和雄/金山富男/北川英雄/上村四四六/加藤和郎/原田英昭 解説:川久保潔 |
受賞歴 | 文部省選定 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 資料提供:出光美術館、財団法人 静嘉堂文庫、財団法人 徳川黎明会、早稲田大学演劇博物館 主な出演(五十音順):市川左団次、尾上梅幸、澤村宗十郎、実川延若、中村歌右衛門、中村勘九郎、中村勘三郎、中村又五郎、坂東玉三郎 他 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |