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作品No sa-00194 
ジャンル 短編 
作品タイトル 芭蕉布を織る女たち 連帯の手わざ
The Art of Bshofu Weaving 
フリガナ バショウフヲオルオンナタチ レンタイノテワザ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 財団法人ポーラ伝統文化振興財団 
製作年 1981年 
分数 30分 
カラー 
言語 日本語版・英語版 
カテゴリー 美術工芸・染色・民芸・沖縄県・人間国宝・記録 
シノプシス 沖縄で最初に国の重要無形文化財の指定を受けた芭蕉布を織る女たちを描く。芭蕉布は、工業製品に押され、戦渦で荒廃してしまった村の片隅に細々と残っているに過ぎなかった。それが、昔ながらの産地のひとつ、沖縄本島北部の大宣味村喜如嘉(きじょか)で、平良敏子さんを中心にして見事に復興した。 
映像内容 芭蕉布は、原料になる糸芭蕉を栽培し刈り取って、その茎から繊維を引き出して糸にし、柄を考えて絣くりをして染めるという様々な工程を経るが、織り上げるまで一貫して女の仕事である。芭蕉布の復興を支えた平良敏子さんの工房では若い女性たちが、また村では、お婆さんたちが、紡ぎ、染め、織り上げる作業を続けている。
 昔は若い頃には織り、年をとると畑で糸芭蕉を栽培し、老婆になると糸を紡ぐというふうに年齢的な分業が行なわれたが、工房では若い女性たちにはまず織る悦びを教え、それから少しずつ地味な糸づくりを習わせる。織り場の裏手には染めの小屋がある。染めは苦労の多い下積みの作業である。軒下には、藍の壺がいくつもあった。芭蕉布の色は主として藍だが、茶などが交じることもある。平良さんは、計算の必要な絣くりは民家に出向いて経験のある年配の女性たちと一緒にやっていた。村には自分の芭蕉畑を持ち、機も持って 好きな柄を織っている老女たちもおり、平良さんはその染めも引き受けて、織り上がったものは「喜如嘉の芭蕉布」として共同出荷している。平良さんは今や染色作家として知られているが、自分の名をつけることは拒んで、平良さんの作品も村でお婆さんたちの織ったものも等しく連帯の手わざが生んだ「喜如嘉の芭蕉布」である。

博物館、紅型、袖、芭蕉布
エイサー踊り
那覇市街
喜如嘉の村
芭蕉布織物工房
平良敏子さん作業
七滝の拝所
シンバの森 臼太鼓を踊る老婆たち
糸芭蕉の畑
金城カマドさん 糸車
平良さん 織る
平良さんの旧家
工房内
口割り
苧炊き
苧引き
苧積み
撚り掛け
整経
煮綛
絣を織る
絣糸の組合せ
手括り(絣結び)
テーチ染め
経糸巻き
仮筬通し
巻き取り
綜絖通し
織り
反物の精錬
ユナジ
整反
 
地域情報 沖縄県 
スタッフ 製作:六鹿英雄/村山和雄
脚本・演出:村山英治
撮影:金山富男  
作曲:山内忠 
解説:加藤治子
 
受賞歴 文部省選定  
第36回芸術祭優秀賞  
第36回毎日映画コンクール教育文化映画賞
第19回日本産業映画コンクール日本産業映画賞
1981年キネマ旬報ベストテン第3位
 
画面サイズ  
備考・関連情報 監修:岡田 譲 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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