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作品No sa-00213 
ジャンル 短編 
作品タイトル 歌舞伎に生きる 女方への道
Onnagata ―The Making of A Kabuki Female ― 
フリガナ カブキニイキル オンナガタヘノミチ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 国立劇場 
製作年 1982年 
分数 45分 
カラー 
言語 日本語版・英語版 
カテゴリー 文化・芸術・古典・伝統芸能・記録 
シノプシス 歌舞伎の華である「女方」の基本は、まず女の身体をつくることから始まる。独特な形やしぐさを身につけ、内面の深い理解にまで進んで初めて「女方」ができあがる。女方を学んでいくなかで、歌舞伎俳優研修生たちが歌舞伎に生きる決意をし、卒業公演「寺子屋」を舞台で演じるまでを描いた。 
映像内容 女方の稽古は、女の身体を作ることから始まる。肩甲骨を両側から合わせて撫で肩を作り、膝頭をつけて脚を内股にする。胸と腰をおとし衿を抜くと、化粧もしていない男の姿が不思議と女にみえてくる。肉体を不自然に形作りながら動かなくてはならないところに、 女方の苦しさがある。女の年齢や身分・職業等に応じて細かく形が工夫されている。指導の中村又五郎丈が示す手本の、歴代の女方の女に対する観察の鋭さと表現の巧みさがうかがえる。恥じらう、拗ねる、怒るなど女の感情の動きを表す細やかな形を身につけながら演技へと発展する、その過程を「寺子屋」の稽古を通じて描く。
 藤原時平の陰謀で太宰府に左遷された菅原道真の事件に取材した「菅原伝授手習鑑」の四段目が「寺子屋」で、全編を通じて忠という大義と、子を想う心情との板ばさみで苦しむ悲痛な嘆きの場面が展開される。形がいくら細かくきめられていても、心の動きが理解されなければ形を生かすことはできない。稽古の初期の段階では「お腹のなかはどうなんだ!」という問いかけが繰り返され、内面の理解が進むと今度はその心を「写実でなく身体で様式的に表現すること」が要求される。大先輩たちの「寺子屋」の舞台を見学し、尾上梅幸、中村雀右衛門の話をきく機会もあった。そして、卒業公演の日がやってきた。
 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英治/利光久輝
脚本・演出:藤原智子
撮影:植松永吉  
照明:水村富雄
編集:吉田栄子
解説:川上裕之
 
受賞歴 文部省選定
日本映画ペンクラブ推薦
1982年教育映画祭優秀作品賞 
画面サイズ  
備考・関連情報 監修:国立劇場
指導:中村又五郎
化粧指導:尾上菊蔵
出演:尾上梅幸・中村雀右衛門・中村又蔵・鶴澤政一郎・竹本清太夫・山本長之助
    国立劇場第六期歌舞伎俳優研修生 他
 
参考画像
 
フィルム原版 16mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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