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作品No sa-00223 
ジャンル 短編 
作品タイトル 響 ザ・シンフォニーホール 
フリガナ ヒビキ ザ・シンフォニーホール 
製作会社 桜映画社
スポンサー 大成建設株式会社 
製作年 1983年 
分数 24分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 科学・残響・音楽ホール・音・記録 
シノプシス 響きは、それが演奏される建築空間と大きな関係を持っている。ヨーロッパの名ホールはいずれも長い歴史と文化の生み出したものといわれる。映画は、響きを音響学的に解説するとともに、日本ではじめてクラシック専用の理想的音楽空間として建設された大阪のザ・シンフォニーホールを紹介しながら、音と建築の関係を追究していく。 
映像内容 多くの音楽家たちは、ホールもひとつの楽器であるといっている。 良い音のするホールでこそ作曲者、演奏者の意図を正しく聴衆に伝えることができる。ザ・シンフォニーホールの建設にあたり、よりすぐれたクラシック専用ホールをめざして様々な研究や実験が繰り返された。まず残響とはどのようなものかを調ぺた。無響室(音を少しも反射しない部屋)と残響室(よく音を反射する部屋)とでヴァイオリンを弾き比べ、また水の波紋や、レーザー光線を使って音の広がりや反射の仕方などを視覚的に調ぺてみた。
 響きとクラシック音楽との関係を歴史的に見直してみると、中世の教会音楽は、長い残響時間を生かすように作られ、一方、宮廷音楽は、比較的短い残響時間であることがわかった。ロマン派時代を迎え、より豊かな音を求めるオーケストラのための専用ホールが作られるようになって、新しい音楽が、ホールの建築に影響を与え、そのホールが作曲や演奏に影響を与えていったのである。次第にホールは、音楽のためのひとつの立体空間としてとらえられるようになっていった。
 こうして様々な調査や実険をもとに、ヨーロッパの名ホールの伝統と最新の音響技術を取り入れた<ザ・シンフォ ニーホール>が完成した。

指揮する朝比奈隆
建設中のシンフォニーホール
骨組み
平面図、断面図
無響室 バイオリン演奏
残響室 バイオリン演奏
水の波紋の動き
直接音と反射音 残響時間
レーザー光線と反射板
コンピューターの作図による形状の検討
立体模型による形状の検討
ウィーンの街(写真)
ドウオモ 聖ステファン寺院
ノイシュバンシュタイン城 シェーンブルン宮殿
ケルンコンサートハウス ウイーン国立オペラ劇場
パリ オペラ座 ムージクフェライン
コンセルトヘボウ コンチェルトハウス
ボストン シンフォニーホール ロッテルダム デ・デュレーン
オーマンディ アイザック・スターン ストコウスキー
エコー タイムパターンの検討
出来つつあるホール 外景
吸収版の取り付け
椅子・人の吸音力の測定
内装工事 壁、板張り作業
反射板による音圧分布調査
反射板の組み立てと吊り上げ
パイプオルガンの組み立て
ホールの音響測定
完成したホール 全景
並木道とホール外景
ステージから見た座席
こけら落し 朝比奈隆と大阪フィルの演奏
ホールの夜景
 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英世
脚本・演出:土屋信篤
撮影:野崎嘉彦/上甲巌
録音:菊地進平
解説:伊藤惣一
 
受賞歴 1983年教育映画祭優秀作品賞
第21回日本産業映画コンクール日本産業映画賞
第25回科学技術映画祭科学技術庁長官賞 
画面サイズ  
備考・関連情報 〔協力〕
指揮: 朝比奈 隆
ヴァイオリン:阿部富士男
演奏:大阪フィルハーモニー交響楽団
写真: 木之下 晃
 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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