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作品No | sa-00237 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | From Karakuri to Modern Technology A Crucial Transition in 19th-Century Japan 文明開化 奇巧から科学技術へ |
フリガナ | ブンメイカイカ カラクリカラカガクギジュツヘ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 国際交流基金 |
製作年 | 1984年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 29分 |
色 | カラー |
言語 | 英語版・フランス語版・ドイツ語版・イタリア語版・スペイン語版・ポルトガル語版・ロシア語版・インドネシア語版・タイ語版・アラビア語版・中国語版 |
カテゴリー | 科学・開国・手工業・近代化・記録 |
シノプシス | 幕末の開国以来100年、日本は西洋から輸入した工業技術を消化し、急速な工業化を成し遂げた。それを可能にしたのは江戸時代からの富の蓄積、教育の普及、手工芸の発達という土台があったからである。日本が幕末どのように近代科学技術を受け入れ、消化したかを、からくり師田中儀右ヱ門を通して解きあかす。 |
映像内容 | 九州八女市の祭りの人形芝居。その人形「からくり」を考案したのが田中儀右ヱ門である。1799年、九州久留米のべっこう職人の子として生れた儀右ヱ門は、若い時から、からくりの考案に才を見せ、京都に店を構えて様々なヒット商品を発明した。さらに彼は職人でありながら蘭学を学び、西洋の科学を知って万年時計を作り上げた。これは、伝統的な工芸美と科学的な正確さを合体させたものだった。1854年、ペリーの来航によって幕府は開国に踏み切った。この時ペリーのもたらした蒸気車の模型と電信機は日本人を驚かせたが、儀右ヱ門は早速資料を集めてこれらを試作してみせた。しかし、実物の蒸気機関の製作は難しく、日本最初の蒸気船を完成するまでには試行錯誤が重ねられた。 開国後、先進諸国を訪れた幕府や諸藩の使節団は、彼我の技術に100年の隔たりを認め、近代産業の設備の輸入に踏み切ったのだった。明治新政府も同様に工業化が必要であると考え、産業のあらゆる分野に外人技師や学者を雇い入れ、外国の設備機械を輸入して急速な産業立国に努めた。文明開化の波は、風俗や景観にまで及んだ。水上には蒸気船、陸上には蒸気車がわがもの顔に走った。東京に進出した儀右ヱ門は、工部省の依頼で各種の電信機を製作、その工場が後に、日本最初の重電メーカーに育っていく。明治政府は、初等教育を義務化、外人教師を招いて指導的技術者の育成に努めた。 00:00:11:19 - 00:00:36:29 八女福島燈籠人形芝居 舞台全景 00:00:36:29 - 00:01:30:23 タテ使いの人形 ヨコ使いの人形 お囃子 00:01:30:23 - 00:01:59:08 からくり儀右衛門 00:01:59:08 - 00:02:19:05 江戸城、犬山城 大名行列(浮世絵) 00:02:19:05 - 00:02:57:24 昌平黌 学問所の図 00:02:57:24 - 00:03:20:12 長崎図 唐館、蘭館 00:03:20:12 - 00:03:37:27 東海道五十三次(浮世絵) 00:03:37:27 - 00:03:56:04 螺鈿硯箱 00:03:56:04 - 00:04:21:28 尾張名所図会 機織図 00:04:21:28 - 00:04:46:02 色鍋島 00:04:46:02 - 00:05:20:05 菱垣回般 00:05:20:05 - 00:05:39:26 寺子屋の授業 00:05:39:26 - 00:06:24:27 べっ甲細工 00:06:24:27 - 00:06:42:05 からくり細工 00:06:42:05 - 00:07:02:05 茶運び人形、カメの杯台 00:07:02:05 - 00:07:13:10 「田中近江翁自筆考案図」 00:07:13:10 - 00:08:11:29 懐中燭台、無尽燈、和時計 00:08:11:29 - 00:08:17:29 外人食事の図 00:08:17:29 - 00:08:30:20 解体新書 00:08:30:20 - 00:08:47:15 芝蘭堂新元絵図 00:08:47:15 - 00:10:04:20 鳥越天文台、電気の実験、万年自鳴鐘 00:10:04:20 - 00:10:34:08 阿片戦争戦闘図 00:10:34:08 - 00:11:21:13 韮山と佐賀の反射炉 00:11:21:13 - 00:11:37:28 和蘭政典 00:11:37:28 - 00:12:20:20 築地反射炉絵図 00:12:20:20 - 00:12:30:29 大砲製造図 00:12:30:29 - 00:12:39:28 儀右衛門夫妻写真 00:12:39:28 - 00:12:52:11 24ポンド鉄製大砲 00:12:52:11 - 00:13:12:10 久里浜陣営之図 00:13:12:10 - 00:13:18:28 ペリーの上陸 00:13:18:28 - 00:13:33:24 蒸気機関車模型 00:13:33:24 - 00:14:12:22 エンボッシング・モールス電信機 00:14:12:22 - 00:14:54:11 蒸気船模型 00:14:54:11 - 00:15:20:05 長崎海軍伝習所 00:15:20:05 - 00:16:03:29 凌風丸、咸臨丸 00:16:03:29 - 00:16:22:21 咸臨丸渡航 00:16:22:21 - 00:16:54:06 米国についた使節団 00:16:54:06 - 00:18:02:00 横須賀造船所 00:18:02:00 - 00:18:30:19 鳥羽伏見の闘い 00:18:30:19 - 00:19:05:20 江戸城に入る明治天皇(錦絵) 00:19:05:20 - 00:19:10:10 岩倉使節団渡米欧図 00:19:10:10 - 00:19:34:19 米欧回覧実記 00:19:34:19 - 00:20:55:18 富岡製糸 実景、錦絵 00:20:55:18 - 00:21:33:02 走る汽車 00:21:33:02 - 00:21:52:06 創業時の横浜電信機役所 00:21:52:06 - 00:23:08:27 東京及び銀座煉瓦街図(錦絵) 00:23:08:27 - 00:23:17:03 田中儀右衛門(写真) 00:23:17:03 - 00:23:50:18 機械工場風景図 00:23:50:18 - 00:24:05:15 小学校教科書 00:24:05:15 - 00:24:49:17 開智学校 00:24:49:17 - 00:25:30:07 工部大学(写真) 00:25:30:07 - 00:27:06:13 琵琶湖疏水工事 00:27:06:13 - 00:28:05:09 疏水の水路 00:28:05:09 - 00:28:33:14 京都博覧会会場 市電、イルミネーション 00:28:33:14 - 00:29:14:14 蹴上発電所 |
地域情報 | |
スタッフ | 製作:村山英治/福間順子 脚本:花﨑哲/米内義人 演出:米内義人 撮影:福井久彦 音楽:長沢勝俊 照明:監物邦夫 解説:K・マクドナルド(英語版) |
受賞歴 | 第28回日本紹介映画コンクール金賞 イラン国際映画祭入賞 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 監修 東京大学教授 芳賀 徹 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |