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作品No sa-00259 
ジャンル 短編 
作品タイトル よみがえる光琳屋敷  
フリガナ ヨミガエルコウリンヤシキ 
製作会社 桜映画社 M O A プロダクション
スポンサー MOA美術・文化財団 
製作年 1986年 
分数 35分 
カラー 
言語 日本語版・英語版・フランス語版・スペイン語版・ドイツ語版・イタリア語版・ポルトガル語版・タイ語版・インドネシア語版・アラビア語版 
カテゴリー 美術・日本美術・町家・琳派・記録 
シノプシス 尾形光琳自筆の絵図面に基づいて、その晩年の住まいが熱海MOA美術館の庭内に復元された。映画は、光琳屋敷の建設の過程を記録すると共に、残された作品や画稿をたどりながら、独自な画境を開き、華麗な芸術を完成させていった光琳の創作の秘密を探っていく。 
映像内容 江戸元禄期を代表する画家、尾形光琳。光琳と尾形家に関する史料、「小西家文書」の中に晩年の住まいと思われる光琳自筆の間取り絵図が残されていた。屋敷は建坪80坪(京間)あまりの数寄屋造りの町屋で、屋敷内には16畳の絵所(画室)があった。光琳はここで代表作「紅白梅図屏風」を描いたのであろう。
 京都の富裕な呉服商に生まれた光琳は、二代将軍の奥方やその娘東福門院御用の豪華な衣装を見慣れて育った。尾形家は、新風を興した光悦や宗達とも知遇があり、光琳の芸術活動に与えた影響は少なくない。晩年は恵まれなかったが、光琳の芸術は優雅で華やかで暗い影すらない。その作品は絵画だけでなく、陶芸、漆芸、染織といった幅広い域にまで及んでいる。
 間取り絵図をもとに、光琳屋敷の復元が始まった。復元に先だって時代考証や材料探しなどが正確な再現をめざして行なわれた。
 昭和60年12月、甦った光琳屋敷には光琳の好みが行き渡っている。間口7間半ほどで京都の町屋としては広い。それを利用して主屋の南に露地を作り、奥に3畳台目の茶室が設けてある。主屋にも随所に光琳の好みが現れていて、京の町屋の作法にのっとりながら意匠や材料の選択の工夫がこらされている。私たちはこの再現された光琳屋敷を通して、光琳の人となりと洗練された芸術、そして近世市民の豊かな生活文化を偲ぶことができる。

01:00:13:08 - 01:00:41:13  MOA美術館
01:00:41:13 - 01:01:20:28  「紅白梅図屏風」
01:01:20:28 - 01:01:50:13  小西家文書
01:01:50:13 - 01:02:21:05  新町屋敷の間取り
01:02:21:05 - 01:02:52:01  光琳屋敷建設地
01:02:52:01 - 01:03:11:28  「洛中洛外図屏風」
01:03:11:28 - 01:04:25:21  祇園祭
01:04:25:21 - 01:04:52:11 御染地之帳
01:04:52:11 - 01:05:09:17  東福門院和子像
01:05:09:17 - 01:05:29:08  雁金屋衣裳図案帳
01:05:29:08 - 01:05:43:28  鷹ヶ峰 光悦寺
01:05:43:28 - 01:05:55:23  光悦村古地図
01:05:55:23 - 01:06:09:10  草花下絵和歌巻
01:06:09:10 - 01:06:21:03  花伝抄
01:06:21:03 - 01:06:42:00  能羽衣の舞台
01:06:42:00 - 01:06:56:13  光琳鳥獣写生帳
01:06:56:13 - 01:07:25:25  能舞台 土蜘蛛
01:07:25:25 - 01:07:47:18  父 宗謙の譲り状
01:07:47:18 - 01:07:57:29  島原夜景
01:07:57:29 - 01:08:18:18  「立姿美人画 画稿」
01:08:18:18 - 01:08:28:22  東大建築学科研究所
01:08:28:22 - 01:10:14:10  屋敷図 詳細
01:10:14:10 - 01:10:27:07  京都市街
01:10:27:07 - 01:12:32:09  京都市街 町家
01:12:32:09 - 01:13:09:26  京都市街 角家(すみや)
01:13:09:26 - 01:14:18:25  大工 仕様帖
01:14:18:25 - 01:15:20:17  仁和寺 遼廓亭
01:15:20:17 - 01:15:28:17  仁清窯跡の碑
01:15:28:17 - 01:15:49:05  尾形乾山宅跡
01:15:49:05 - 01:16:01:10  光琳、乾山合作「角血」
01:16:01:10 - 01:16:35:23  八つ橋図屏風
01:16:35:23 - 01:17:05:15 燕子花(カキツバタ)図屏風(国宝)
01:17:05:15 - 01:17:43:11  工事開始、復元設計図
01:17:43:11 - 01:19:52:04  原寸場、墨付け、刻みノミ、チョウナ削 他
01:19:52:04 - 01:19:59:11  MOA美術館 ムーアの彫刻と雲
01:19:59:11 - 01:20:15:15  建方開始
01:20:15:15 - 01:22:13:12  おこし工法、大黒柱、梁組み、棟上式
01:22:13:12 - 01:22:49:15  茶室の壁作り
01:22:49:15 - 01:23:24:14  黒壁
01:23:24:14 - 01:23:45:28 銅ばり
01:23:45:28 - 01:25:10:11  唐長(カラチョウ)
01:25:10:11 - 01:25:36:21  「風塵雷神図屏風」 光琳筆
01:25:36:21 - 01:25:56:29  「風塵雷神図屏風」 宗達筆
01:25:56:29 - 01:26:25:25  団扇
01:26:25:25 - 01:26:47:23  「八つ橋蒔絵硯箱」 (国宝)
01:26:47:23 - 01:27:13:03  琴高仙人と虎図
01:27:13:03 - 01:27:40:21  中村内蔵之助像
01:27:40:21 - 01:28:01:28 江戸図屏風
01:28:01:28 - 01:28:23:27  冬木小袖
01:28:23:27 - 01:29:56:11  光球消息文
01:29:56:11 - 01:30:07:17  ウダツ
01:30:07:17 - 01:30:44:00  玄関と書院
01:30:44:00 - 01:31:13:29  五帖半の茶室 光琳窓
01:31:13:29 - 01:32:09:21  青々庵
01:32:09:21 - 01:32:39:00  入魂式
01:32:39:00 - 01:32:50:08  光琳の位牌
01:32:50:08 - 01:33:44:17  絵所
01:33:44:17 - 01:34:44:04  梅の花と屋敷
 
地域情報  
スタッフ 製作:森山忠彦/村山英世
脚本:村山正実/吉岡敏夫
演出:村山正実
撮影:藤井敏貴
照明:本橋俊男/長坂潔
編集:沼崎梅子
音楽:池辺晋一郎 
解説:仲谷昇
 
受賞歴 文部省特選
優秀映画鑑賞会推薦
第2回文化庁芸術作品賞
第24回日本産業映画コンクール奨励賞
キネマ旬報ベストテン第4位
 
画面サイズ  
備考・関連情報 監修 元京都国立博物館館長 林屋辰三郎
    東京大学工学部教授 稲垣栄三
    建築家・東京大学講師 早川正夫
 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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