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作品No sa-00278 
ジャンル 短編 
作品タイトル 木組の技 萬満寺本堂建立 
フリガナ キグミノワザ マンマンジホンドウノケンセツ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 大成建設株式会社 
製作年 1988年 
分数 32分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 建築・美術・伝統技術・記録 
シノプシス 日本が世界に誇りうる伝統的な技術の1つ、宮大工による木造寺院建築は、近年、木材入手難、職人不足などから、その事例は極めてまれなこととなっている。映画は、萬満寺本堂の建立過程を通して、宮大工による伝統的技術の細部や、珍しい木挽(こび)き職人、木彫家、屋根葺きに活躍する銅板工らの手わざも収録している。 
映像内容 千葉県松戸市の馬橋駅近くに臨済宗法王山萬満寺がある。古い山門には、国宝の仁王尊があり、この像を股くぐりすると中気除けになると信じられ、人々に親しまれている。
 この萬満寺で本堂消失以来90年ぶりに新本堂が建立されることになった。総檜造り、宇治の平等院風の様式による本格木造建築で、宮大工をはじめとする工匠たちが伝統の技と巧みを競い合う作業が始まった。
 現場に運びこまれた化粧材の檜は自然な反りが収まるまで寝かされ、その間に大屋根を支える小屋組材の準備が進められた。木挽き職人が昔ながらの大鋸(おが)で太い丸太を縦切りにする。寺院建築特有の大きな虹梁(こうりょう)には木彫家による古典的な彫刻が施される。宮大工たちは柱や梁の接合部となる仕口造りに力を傾け、屋根下となる小屋組へと進む。古式にのっとった上棟式の後、屋根には銅版が葺かれる。そして、本堂外陣では、「木組の技」の粋をこらした「 折上げ格天井」が造られる。
 こうして、エ匠たちの技と心が深く刻みこまれて、 3年を費やした本堂は、昭和62年遂に完成した。 
地域情報 千葉県松戸市 
スタッフ 製作:村山英世  
脚本・演出:堤 哲朗
撮影:堤哲朗/山屋恵司
照明:水村富雄
音楽:長沢勝俊
効果:福島幸雄
解説:鈴木瑞穂 
受賞歴 文部省選定
第26回日本産業映画・ビデオコ ンクール日本産業映画・ビデオ賞
1988年教育映画祭優秀作品賞 
画面サイズ  
備考・関連情報 「モノと道具と人の、これはうらやましいほどの陶酔の姿である 。それは造る人の祈りの姿でもある。祈りがあってこそ寺の建築は仏に捧げられる。木組みは合掌の心組みともなる。これは伝統の匠(たくみ)の技を〈萬満寺本堂〉建立の経緯を追って活写した貴重な映画である」(東京大学名誉教授 村松貞次郎) 
参考画像
 
フィルム原版 16mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
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公開動画  
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