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作品No | sa-00336 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | 世阿弥の能 |
フリガナ | ゼアミノノウ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 財団法人ポーラ伝統文化振興財団 |
製作年 | 1991年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 49分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版・英語版・ドイツ語版・フランス語版・スペイン語版・イタリア語版・ポルトガル語版 |
カテゴリー | 芸術・古典芸能・能舞台・砧お稽古・石筒・世阿弥・記録 |
シノプシス | 日本の古典演劇である能の基本を確立し、現代にもなお発展し続けるほど能の生命力を高めたのが、世阿弥元清(ぜあみもときよ)である。映画は、能の生い立ちを語り、世阿弥ゆかりの土地を尋ねて、その生涯をたどり、自筆の能本など貴重な史料からその創作の秘密に迫るとともに、観阿弥作の「自然居士」(じねんこじ)、世阿弥作「清経」(きよつね)「井筒」(いづつ)「融」(とおる)そして晩年の傑作「砧」(きぬた)と、世阿弥の能の舞台を観る。 |
映像内容 | 世阿弥は南北朝時代の中頃、14世紀半ばに大和に生まれた。結崎(ゆうざき)の地を本拠とする猿楽一座を率いて活躍していた父の観阿弥は、京洛の醍醐寺での演能で名をあげ、その名声を伝え聞いた将軍足利義満は、観世父子の能を親しく見物した。以来、義満は若い世阿弥を寵愛し、絶大な支援を与えるようになった。 やがて、古典の教養を身につけた世阿弥は、王朝に題材をとった能の名作を次々と書き、猿楽や田楽などから発達してきた能の世界で、第一人者となった父観阿弥の能を、さらに「夢幻能」と呼ばれる歌舞中心の能へと洗練し、完成していった。 夢幻能とは、いまはこの世にいない人物が立ち現れて、在りし日の思い出を物語り、昔を懐かしんで舞を舞い、また闇の世界に消えていくという形式である。この夢幻能を完成させたことが劇作家世阿弥の最大の業績といえよう。義満の庇護のもと、栄光を極めた世阿弥も晩年は悲運が重なった。世阿弥は苦境の中で、俳優として、あるいは能の作者として、また観世座の大夫として、能を論じた『風姿花伝』をはじめとする多くの伝書を残している。 01:00:30:15 - 01:00:42:29 能面 01:00:42:29 - 01:00:57:26 「清経」 01:00:57:26 - 01:03:34:03 橋掛り歩む清経 01:03:34:03 - 01:04:15:13 観世座発祥の地(結崎の面塚) 01:04:15:13 - 01:04:27:07 多武峰 談山神社 01:04:27:07 - 01:04:38:20 翁猿楽の面 01:04:38:20 - 01:04:52:18 四座立会演能図(豊国祭礼図) 01:04:52:18 - 01:05:10:18 弾弓散楽図 01:05:10:18 - 01:05:46:29 田植の田楽(月次風俗図) 01:05:46:29 - 01:06:14:11 春日若宮おん祭 01:06:14:11 - 01:06:25:29 興福寺南大門跡 01:06:25:29 - 01:06:50:16 薪猿楽図 01:06:50:16 - 01:07:07:22 鬼の面 01:07:07:22 - 01:07:20:10 琵琶湖 実景 01:07:20:10 - 01:11:13:25 「自然居士」 シテ友枝昭世 ワキ宝生関 自然居士と呼ばれる僧が人買いから子供を救い出す物語 01:11:13:25 - 01:12:19:07 船の曲舞 01:12:19:07 - 01:12:42:28 醍醐寺 清滝宮 01:12:42:28 - 01:12:52:06 佐々木道譽画像 01:12:52:06 - 01:13:20:04 今熊野神社 01:13:20:04 - 01:13:30:12 足利義満画像 01:13:30:12 - 01:13:59:08 二条良基の消息文 01:13:59:08 - 01:14:15:00 府中浅間神社 01:14:15:00 - 01:14:44:01 金閣寺 01:14:44:01 - 01:15:02:18 申楽談義 01:15:02:18 - 01:15:43:10 大山薪能 01:15:43:10 - 01:16:04:14 きらびやかな能衣裳 01:16:04:14 - 01:16:28:03 世阿弥自筆の能本 01:16:28:03 - 01:17:03:18 世阿弥自筆の能本 「江口」「花伝第六花修」 01:17:03:18 - 01:17:33:11 二曲三体人形図 01:17:33:11 - 01:18:21:29 「孫次郎」「花の小面」 01:18:21:29 - 01:18:45:06 「井筒」(序の舞)シテ 山本順之 世阿弥の夢幻能の代表作の一つ 01:18:45:06 - 01:24:40:00 井筒の女の霊が業平の装束を身につけ舞う 01:24:40:00 - 01:24:55:18 大和盆地と琵琶湖の夕景 01:24:55:18 - 01:25:06:02 足利義教 画像 01:25:06:02 - 01:25:32:29 音阿弥拝領の装束 01:25:32:29 - 01:26:44:04 「風姿花伝」 01:26:44:04 - 01:26:56:25 瀬戸内海の夕陽 01:26:56:25 - 01:27:14:07 天川弁財天遠景 01:27:14:07 - 01:27:51:24 「夢跡一紙」 01:27:51:24 - 01:28:16:27 佐渡の荒海 01:28:16:27 - 01:28:30:23 禅竹宛世阿弥消息文 01:28:30:23 - 01:29:16:13 佐渡の長谷寺 腰掛け石 01:29:16:13 - 01:30:00:12 「砧」 シテ 浅見真州 ワキ 宝生関 01:30:00:12 - 01:36:32:11 芦屋の妻と夕霧 01:36:32:11 - 01:39:28:03 里人が打つ砧の音が聞こえる 01:39:28:03 - 01:40:42:01 妻、悶々のうちこの世を去る 01:40:42:01 - 01:47:23:27 帰国した夫 経文を唱え妻はやがて成仏する 01:47:23:27 - 01:47:38:17 「融」 シテ 本田光洋 01:47:38:17 - 01:49:14:21 早舞のくだり |
地域情報 | |
スタッフ | 製作:村山和雄/福間順子 脚本/演出:村山正実 撮影:西山東男 応援撮影:八木義順/山屋恵司 照明:本橋俊男 編集:吉田栄子 音楽:山崎宏 語り :加賀美幸子/観世栄夫 題字:小松茂美 |
受賞歴 | 文部省特選 優秀映画鑑賞会特別推薦 日本映画ペンクラブ推薦 1991年教育映画祭最優秀作品賞・文部大臣賞 毎日映画コンクール記録文化映画賞 キネマ旬報ベストテン第1位 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 協力 芸術文化振興基金 国際 交流基金 監修・指導 東京国立文化財研究所名誉研究員 横道萬里雄 法政大学能楽研究所所長 表 章 文化庁主任文化財調査官 高橋秀雄 能楽プロデューサー 荻原達子 出演(五十音順) シテ 浅見真州、友枝昭世、本田光洋、山田順之 ツレ 西村高夫 子方 塩津圭介 ワキ 宝生 閑 アイ 山本則直 笛 一噌仙幸、一噌幸政 小鼓 北村 治、敷村鉄雄、宮増純三 大鼓 柿原崇志、安福建雄、山本 孝 太鼓 小寺佐七、三島元太郎 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |