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作品No iw-00768 
ジャンル 短編 
作品タイトル 安全の原点・止まる-原子力発電・安全のしくみ- 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 関西電力株式会社 
製作年 1987年 
分数 16分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 産業・発電・原子力 
シノプシス  関西電力が、チェルノブイリ事故(1986年)の翌年に企画制作した、PR映画。
原子力発電所(加圧水型軽水炉)で核分裂反応が暴走しないように制御される仕組みを、アニメと模型によって説明している。
ポイントは、電源が失われても(加圧水型軽水炉では)自重で落下する制御棒で核分裂は止められる。軽水炉の自己制御性(出力上昇により中性子減速効果が減るため、ウラン235の分裂が制御され出力が一定限度を超えない)があり、暴走しないなど。
チェルノブイリ原子炉は減速材が黒鉛のため、上記のような自己制御性がないのに比べ、減速材が水を使う日本の原発(軽水炉)は、より安全と説明している。
炉心冷却装置があることはナレーションで触れてはいるが、福島第一原発事故(2011年)の原因となった、原子炉は止まっても、その後の(全電源喪失による)原子炉冷却不能事態は元々想定していないためか、そのための安全策の説明はされていない。 
映像内容 赤信号で止まる車の流れ
関西電力の原子力発電所(外観)
タイトル「安全の原点 止まる  原子力発電安全の仕組み」
 
アニメ 原発(加圧水型軽水炉)発電の仕組み説明
  燃料棒内のウラン235原子に減速した中性子衝突 →原子分裂 →高温発生  原子炉内の水の役割(中性子の減速材、熱を二次冷却水に伝え蒸気発生)
  制御棒挿入(中性子吸収し、原子分裂を止める)

中央制御室(訓練用操作室)
  計器類と操作員
  インターロック・システムによる安全
    銀行ATMとの対比で説明 手順が違うと警報発生など
  フェイルセイフ・システムの一例
    電源が失われても自重で落下挿入される制御棒
  各種計測計器(炉内状況を把握) 肉厚の配管類
  
アニメ 自己制御性の説明
     (原子の振動範囲拡大、水温上昇と中性子速度との関係)
    チェルノブイリ原発原子炉(減速材が黒鉛)と図で比較

機器を係員が巡回点検 中央制御室に並ぶ計器類
原子力発電所外観(海側から)
                以上 
(データ作成:中村光一) 
地域情報  
スタッフ 制作:高橋・奈良部 監督:安藤巌 脚本:安藤巌 撮影:岡田久 
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 16mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
試写 ○ 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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