記録映像データ詳細表示

作品No iw-00965 
ジャンル 短編 
作品タイトル 海岸線に立つ 日本の原子力発電所 
フリガナ 岩波映画製作所 
製作会社 財団法人日本立地センター
スポンサー 1987年 
製作年 1987年〜未確認年頃 
27日 
分数  
日本語版 
言語 産業・原子力・発電・環境 
カテゴリー 当時の通産省資源エネルギー庁の委託により製作された原発PR映画。製作された1987年は、チェルノブイリ原発爆発事故の翌年にあたる。



 福島第一原発、伊方原発(愛媛県)、玄海原発(佐賀県)、福井県の美浜原発、高浜原発、立地計画中の青森県下北半島(六ヶ所村の核燃サイクル基地、東通原発予定地、当時は新型転換炉建設予定だった大間町=その後はモックス燃料専用原発計画地に)を例に、過疎に悩む地域が原発が立地したことで繁栄し、かつ農林漁業などの地場産業とも共存し、観光開発にも役立っているというイメージを、原発立地地点の空撮を多用しながらナレーションで強調している。

 映像冒頭で、原発が集中する福島県双葉地方で1986年8月に開催された原発推進のためのエネルギーフェアやシンポジジウムが紹介されているが、同年4月26日に旧ソ連のチェルノブイリ原発爆発事故が発生しており、国、電力業界は、この年以降に「日本の原発は安全」「原発による地域振興」を謳うPRをより大規模に展開するが、この映画もまさにその時期に製作されている。

<参考文献> 
  「原発プロパガンダ」(本間龍著、岩波書店2016年刊) 
シノプシス エネルギーフェア ’86(光と緑のふたばのつどい) 昭和61年8月

  見学に訪れた人々 展示物で遊ぶ子ども 原子炉模型など

まちづくり検討会のシンポジウム(福島県双葉地方)

  看板に「電源地域産業育成支援事業」

  全国から参加した原発立地23市町村関係者

  バスでまわる見学者たち(福島第一原子力発電所)

  講演会「原子力発電の安全性」で質疑応答

  アトランションの「相馬野馬追」(野球場で)

  空撮 福島第一原子力発電所(遠望)



タイトル

 「鳥の見た島国のエネルギー 海岸線に立つ日本の原子力発電所」



日本地図(原発立地地点)

東京電力福島第一原発(空撮)

四国電力伊方原発(愛媛県)

  空撮 海に突き出た佐多岬半島の付け根に立地 斜面の段々畑 

  みかん畑 収穫する農家 婦人たちが選果場で作業  

  空撮 半島の急傾斜地にうねる国道

九州電力玄海原発(佐賀県)

  空撮 海岸沿いの「虹の松原」 洞窟「七ツ釜」 断崖 海中展望台

  呼子港 東松浦半島の丘陵地帯 玄海原発 

     唐津城と唐津の街並み 唐津くんちの人出

  唐津くんち(街を練る山車)

    

原発銀座といわれる福井県若狭湾沿い

  空撮 若狭湾 三方五湖

関西電力美浜原発   

  空撮 美浜原発

  原発間近の海岸(浮かぶ行楽ボート)

  水晶浜海水浴場 海水浴客 背後に見える原発 原発(空撮)

  大敷網漁 

関西電力高浜原発

  空撮 リアス式海岸 浜 浮かぶ沢山の筏

  海に浮かぶ筏(釣り客用) 高浜原発(空撮もあり)



青森県下北半島の原子力関連施設予定地 

  空撮 大間崎灯台 大間町(新型転換炉建設予定地) 恐山

     東通村の砂丘(東北電力と東京電力の原発予定地)

     六ヶ所村 鷹架沼(たかほこ)と尾鮫沼(おぶち)周辺 

     核燃料サイクル関連施設予定地

     (ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物貯蔵施設、

      使用済み燃料再処理施設の各予定地)



字幕「企画 財団法人日本立地センター 製作 岩波映画製作所」



                        以上 27分2秒
(データ作成:中村光一) 
映像内容  
地域情報 制作:奈良部 武 監督:岡田一男 脚本:岡田一男 撮影:中谷英雄 
スタッフ  
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版  
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
試写 ○ 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
◀ 戻る

このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

Copyright © 2020, Kirokueiga Hozon, All Rights Reserved.