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作品No iw-01000 
ジャンル 短編 
作品タイトル 健康は広州にあり(一般編) 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 三基商事株式会社 
製作年 1990年 
分数 21分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 食事・健康 
シノプシス 「食と健康」をテーマにしたWHO(世界保健機関)国際共同研究の一環で、1989年に中国・広州で、島根医科大学家森幸男教授中心のチームと広東省心血管病研究所が協力し日中共同学術調査を行った。この映画は、1985年の予備調査に続いて行われた2回目調査の報告。
 調査では、住民の検診と、広州(都市部と農村部)の食材・食事内容を調べ、更に住民が持ち寄った日常食のサンプルが集められた。(サンプルは日本に持ち帰り分析)
 広州に高血圧症が少ない要因は、新鮮な多種の食材をバランスよく摂り、香辛料を使い塩分は控えめ、カルシウムなどのミネラルを多く含む水、漢方の生薬も取り入れた日常の食事にあると分析されている。
<参考映像>
同じ映像素材を使用した調査報告が、「広州の食事と健康-変わりゆく中国からのリポート」(岩波映画製作所 1990年製作)にもまとめられてる。 
映像内容 野外で太極拳をする市民たち
広州市(川沿いのビル群) 
  市場に並ぶ食材(タツノオトシゴ、魚、亀、野菜類)  
  レストラン 家庭で食事
タイトル「健康は広州にあり」

広州市 
  市街地(俯瞰ロング) 池のある公園 街の雑踏 自転車の列
広東省心血管病研究所
  市民の検診
家森幸男教授(島根医科大学病理学教授)
 「85年に中国5か所で行った予備研究で、広州で高血圧が
  少ない理由として、食塩摂取量が少ない、魚介類のタンパク質
  やカルシウムの摂取量が多いことがわかった。
  さらに本格的に調べるために再度来た。」

広州の自由市場(主婦のバクさんの買い物に同行)
  近郊農家が持ち込む種類豊富な野菜と果物 
  客が持参のばね秤で計る
  生きたまま売られる食材
    (うなぎ 雷魚 かえる 鳥類 など)

自宅で調理するバクさん 
鶏を解体 数種の調味料で下味 電子レンジで調理
  スープの材料(ズッキーニ ふくろ茸) 豚肉に下味 黄ニラ
  中華鍋で短時間で強火で調理 スープ鍋でスープ
  家族4人で食事
薬膳料理レストラン(広州酒家)
  調理の様子 
  食材(鳩 緑豆 蓮の実)
    (3種の蛇 クコの実 ワイサン 生姜)
  冬瓜の蒸し物(冬瓜 カニ 鴉貝 鵞鳥 蓮の実 ニッキ 
         スープを注いで蒸す)
ビーフン製造
  米を水を加えながら石臼で挽く 薄く伸ばし蒸しあげる 
  重ねて細く切る  ビーフン炒め

農村部の食事(広州郊外番禺県)
  水田 並ぶ農家住宅 
  自家用菜園 クコの葉を摘む主人(チョウさん)
  調理する奥さん
   かまど(藁が燃料)で調理 そう魚の兜 
   卵づくし料理(塩卵にピータンと生卵入れ炒める) 
   薬膳スープ(クコの葉 赤身の豚肉 卵)
   大勢で食事(近所の親戚家族も一緒) 
村の衛生所(保健所)
  日本と中国の医師による調査(WHOによる住民健診)
  家森教授ほか 血圧測定 採血 身長測定 
  実際の食事サンプルを採取
    住民が提出(普段と同じ内容、同じ量)
    サンプルをミキサーにかけ、冷凍保存
  
再びチョウさん宅(夕食メニュー)
  夕食支度 下ごしらえは老夫婦 そう魚をから揚げ 
  主婦が調理 青菜と肉団子の料理(片栗粉でとろみ)  
  鶏の砂肝にかき油で味つけした餡をかける
  蒸し物(椎茸に魚のすり身団子のせる)
  炒め物(鶏肉、黄ニラ、もやし)
  から揚げしたそう魚に梅肉と生姜味の餡かけ
  スープ(魚の浮き袋と鶏肉のミンチと卵)
  家族で食事

家森幸男教授
  「広州郊外の農村部も経済発展で変貌しつつあるせいなのか、
   高血圧症がやや増え5%だが、まだ日本の1/4が1/3、
   バランス良い食生活、カルシウムなどミネラルも好影響を
   与えているのではないか。
   広州の伝統的な食生活の中に大いに学びたい。」
  
食事を楽しむ人々
               以上
   (データ作成:中村光一) 
地域情報 中国広州 
スタッフ 制作:河上裕久 監督:重森貝論 脚本:船津一 撮影:加藤正義 
受賞歴  
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備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 16mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
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公開動画  
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