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作品No iw-01142 
ジャンル 短編 
作品タイトル シップヤードの青春 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 社団法人日本造船工業会 
製作年 1969年 
分数 42分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 工業・造船・ 
シノプシス 船舶建造量が昭和31年にイギリスを抜き世界一になって以来急激にのびた日本の造船業は、昭和43年には、世界の建造量の50.8%を占めた。その6割以上は外国からの注文で、船舶は輸出商品の第2位、従業員は22万人と、当時の日本経済を支える基幹産業の柱の一つとなった。
溶接技術の進歩、造船の機械化、コンピューターシステムの導入による自動化、一部には自動車製造のようなコンベアーシステム化もすすみ、船台上で作業員が多様な作業をこなしながら一から建造するかつてとは違い、工場で作られたブロックを船台やドックへ移し組立て建造する分業の時代となった。
作業が細分化、短調化するなかで、若い作業員たちには自分の作業の意味と位置づけが見えにくく、意欲低下が心配されてきた。
この映画は、山陰地方の高校を出て造船所で溶接工を2年続け、仕事の意味づけに悩む青年Aを軸に、作業班長ら先輩たちが語る修業時代との対比を交えながら、当時の造船技術の状況を描く。 
映像内容 <以下、無音>
線グラフ(主要造船国建造量の推移 昭和33~43年)
  西ドイツ、スウェーデン、イギリスに比べ、日本が急激な伸び
円グラフ(昭和43年の建造量、日本が世界の50.8%)
棒グラフ(日本の主要商品別輸出実績 昭和43年度)
  鉄鋼についで船舶が2位 
日本の商船船腹の推移(昭和15年~43年)
  昭和30年代以降急激な伸び

<以下、ナレーションあり>

造船所 
  出勤する作業員たち 現場作業
タイトル「シップヤードの青春」

仕事開始前 
  作用班ごとにミーティング 班長が注意事項説明
ブロックの溶接作業 
  キャップタイヤを運ぶ青年A 作業用のメガネ、マスク、手袋を着用
  溶接作業 みまわりながら班長に指示を与える作業長 船台の作業員たち
  作業長が語る「なんでもこなした昔の作業員 誰を教えてくれずに盗んで
         覚えた技術。 いまは会社や職制が教えてくれる。」
座禅を組む作業員たち

映画(日本の造船業の新分野開拓実績や意義を解説)を見る従業員たち
  50万トンドック 大型船をつくる2分割建造法 船内の発電タービンなど
  コンテナ船 ホバークラフト 
  大陸棚の石油資源探査用ドリリング・ユニット 潜水調査船「しんかい」
ランニングする青年A
溶接作業 食堂で休憩時間の作業員たち

造船技術の自動化、機械化、コンベアシステム化
 自動溶接機 鉄板の無人カッティング機
 組立てられたブロックが組立本工場へ、さらに建造ドックへと移動 
 コンベアーシステム化した作業現場
構内を歩く青年A

進水式 あつまる人々 支え綱の切断 船台をすべる船 

従業員宿舎群 青年Aの心象風景(異性)
若い従業員の意欲高揚について語り合う作業長と班長
海へ向かい石を投げる青年たち
洋上をゆく船 操舵室

船体の溶接作業
青年Aに作業の心構えを説く班長(マンネリから脱するには)

造船所(建造中の船が並ぶ)
ベテランと若い作業員が仕事につき懇談
海辺など走り続ける青年A

以上
   (データ作成:中村光一) 
地域情報  
スタッフ 制作:坊野貞男/高橋宏暢 監督:神馬亥佐雄 脚本:清水邦夫 撮影:西尾清  
受賞歴 1970年教育映画祭 最高賞・第8回日本産業映画コンク-ル 奨励賞 
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 35mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
試写 ○ 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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