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作品No iw-02714 
ジャンル 短編 
作品タイトル <日本文化シリーズ・年輪の秘密>有田の陶工たち 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 自主制作 
製作年 1959年 
分数 17分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 日本文化・陶工・陶器 
シノプシス 朝鮮から来た陶工によって開かれた有田焼は、のち日本人の手で改良が加えられた。12代酒井田柿右衛門氏の窯場をはじめ、諸処を巡りつつ伝統と現況に触れる 
映像内容 削り取られた山肌が白く光っている白磁鉱の石取場(佐賀県有田町の東の外れ泉山)・朝鮮から来た陶工、李参平が350年ほど前に(1616年)にこの白磁鉱を発見・これを材料に磁器を焼いたのが有田の焼き物の起こり・焼き物の窯の廃品で作ったトンバイと呼ばれる土塀・町中どこに行ってもある窯の煙突・佐賀県の西の方、丘に囲まれたこの町にはおよそ150の窯がある・人口18000のうち6000人が焼き物の仕事に携わっている・看板「吉島祥山堂」・毎年5月の初め有田の町で開かれる陶器市・大通りの両側に4キロに渡って市がたつ・佐世保の基地から来たアメリカ人夫婦・有田の町の西はずれ、12代酒井田柿右衛門さんの家・その仕事場、泉山の白い石を細かく砕いてふるいにかけ、水でよく練って作った粘土が有田の焼き物の原料・仕事場を見てまわる12代目の柿右衛門さん(80歳)・ろくろに土を乗せて手で形を作り出していく生地づくりという作業・大体の形が出来上がり、竹ベラで美しい丸みをつけるところ・ろくろで形を作った後、底を糸で切り離し、乾かしている様子・蹴りろくろの足もと(足で蹴って回している様子)・2、3日陰干しをする様子(日向に出すと急激な温度の変化で薄い生地の形が壊れてしまう)・窯外観・8時間ほど素焼きされた焼き物の肌に、紙に書いた図案を写す・染付の様子(図案の線をもとに線描きをする)・顔料はコバルトが主な成分の呉須(ゴス)というもの・線描きは昔から男の仕事と決まっている・線描きの後に窯で焼くと、茶褐色だった呉須の線が青色になる・線描きの線の間を呉須で塗っていく仕事(ダミを入れる)・ダミを入れるのは女の受け持ち・釉薬(ウワグスリ)をかける作業・1300度で一昼夜半焼く(炎)・燃料の松を窯に入れるところ・李参平の記念碑・「初代柿右衛門遺作」徳川初期の鳳凰の皿・初代柿右衛門の残した赤江についての覚書・仕事場の様子の絵・白磁鉱発見後30年、柿右衛門が赤い色の絵付けに成功・その頃の図案帳・佐賀の殿様、鍋島公からの注文書・赤絵の秘密が漏れるのを恐れて16軒の業者に制限された(その16軒の名)・大きな岩山が三方を囲んでいる大川内、かつて鍋島藩直営の窯があった・背負子で薪を運ぶ老人・看板「三宅酒店」・赤絵町(16軒の赤絵の職人を集めたのが由来)・川に架かる橋の上に何かを並べて干している・江戸時代の酒瓶、芙蓉の大皿・石標「東 佐賀、西 佐世保」・赤絵の磁器は有田の北、伊万里の港へ運ばれ、そこから国内外に積み出された。陶器商人も伊万里までしか入ることを許されなかった。有田焼よりも伊万里焼きの名で知られるのもこうした事情によるものだろう・伊万里の港・五艘船図の大皿・窯の口から燃えさかる炎・釉薬をかけた素焼きの器を窯に入れて約36時間、あらかじめ入れておいたココロミ(?)を取り出して焼き加減を見る・
炊き終わりの頃は窯のそばを離れられない柿右衛門さん・上絵の薬の調合をする柿右衛門さん・柿右衛門さんのインタビュー・材料は分かっていても配合法が秘法・細かくすりつぶした顔料を水や膠に溶いて上絵を描く・上絵の職人のタテバヤシさん・上絵付けをした器は700度から800度で一晩焼くと出来上がる・器を窯から出して確認する柿右衛門さん・有田の赤絵磁器は今、3つに区別されている・柿右衛門焼き、生地の美しさを生かすこと、生地と絵柄との調和が特徴・色鍋島の皿・鍋島氏の御庭焼つまり鍋島家専用として焼かれたもの(柿右衛門焼と比べて色数が少なく絵が精緻で様式的)・今、色鍋島の技術を伝えているただ1人の人、12代の今泉今右衛門さん・今泉さんのインタビュー・古伊万里の香炉(獅子)・色鍋島でも柿右衛門焼きでもない古い赤絵磁器には古伊万里の名がある・古伊万里の徳利・今もなお指先一つで優れた作品を生み出している有田の陶工たち(ろくろを回す人と成形をする人)
 
地域情報 有田 
スタッフ 制作:小口禎三 監督:土本典昭 脚本:羽仁進/犬伏英之/吉原順平 撮影:狩谷篤 
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
フィルム原版 16mmネガ 
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公開動画  
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