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作品No iw-02723 
ジャンル 短編 
作品タイトル <日本文化シリーズ・年輪の秘密>刀鍛冶 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 自主制作 
製作年 1959年 
分数 18分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 教育映画・教養映画・美術工芸・刀剣・重要無形文化財保持者・人間国宝 
シノプシス 古くから日本ではすぐれた刀鍛冶が数々の名刀を作ってきたが、日本刀が武器でなくなった今日でも、なお刀鍛冶は美術工芸家として尊敬されている。この映画は、刀鍛冶の一人、長野県の宮入昭平(みやいり しょうへい)氏を登場させ、その刀鍛冶としての精進ぶりを通して、優れた日本刀がどのような原料を用いて、どのように鍛えられ、どのようにして美しい刃紋を入れるかなどの製作工程を描いたものである。宮入昭平氏は長野県坂城町の代々鍛冶職の家に生まれる。1913年(大正2)生れ、1977年(昭和52)没、1963年(昭和38)に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。 
映像内容 ふいごを押す
弟子たちの下仕事
 藁灰をつくる(藁束を槌で叩いてから燃す)
 原料になる古鉄瓶(砂鉄製)を金槌で砕く
 それを炭とともに熱して熔かす(鉄を“沸かす”)
オロシガネをつくる
 熱した古鉄を叩き、熱して水に浸け、さらに叩いて細かく砕く、
砕いた鉄(オロシガネ)をテコに積み重ねる
 それを濡らした和紙でくるみ、
 全体に水に溶かした土をかけて藁灰をまぶし
 再び炭火にあてる(沸かす)、
 作業する宮入昭平さん、
熱した鉄を4人が呼吸をあわせリズミカルに槌を打ちおろす、
             (宮入さんと弟子3人)
 ふいごを押す宮入さん、火から出し2人で叩く
下鍛え(シタギタエ)
 熱した鉄に鏨(タガネ)で切れ目を入れ折り返して鍛える  
 何回も繰り返す、硬さの違う3種の鋼をつくる
 細長く伸ばしたオロシガネを一定の長さに切る
皮金(カワガネ)を作る
 下鍛えしたオロシガネと玉ハガネと積み重ねる、
ふいご祭り(11月8日)
  ふいごに供え物をする宮入さん
  家族、弟子と一緒に赤飯を食べる
  子どもたちと散歩する宮入さん、千曲川河原で遊ぶ
炭を細かく切る弟子たち
作り込み
  心ガネに刃カネを重ね両側に皮金を一体にあわせる、
素延(スノベ)
  叩いては火に入れを繰り返し、平均に長く伸ばす、
           (宮入さんと2人の弟子)
テコから切り落とす、
“帽子作り”
  先端の峰側を三角形に切り落とす
 時々加熱しながら小槌で切っ先部分を打ち出す
刃の部分を薄く打ち出す、
大造りされた刀にヤスリをかけセンで磨く、
焼刃土(耐火性粘土)をヘラで塗る、乱刃(ミダレバ)の刃紋、
焼き入れ
 火で熱し、すぐフネ(水槽)に入れ冷やす
鍛冶研ぎ(研ぐ宮入さん)、
中子仕立て(ナカゴジタテ ヤスリ目を入れる)、
研ぎ師(藤代さん)が研ぐ、
刀に銘を刻む宮入さん
(以上)

17分38秒(00’01~17’39)

データ制作:中村光一 
地域情報  
スタッフ 制作:小口禎三 監督:藤江孝 脚本:羽仁進/犬伏英之/吉原順平 撮影:金宇満司 
受賞歴 文部省選定映画 
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
フィルム原版 16mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
試写 ○ 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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