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作品No sa-00046 
ジャンル 短編 
作品タイトル 猫の散歩 
フリガナ ネコノサンポ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 中外製薬株式会社 
製作年 1962年 
分数 30分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 生活・昭和30年代・公衆衛生・ゴミ問題・記録 
シノプシス 朝日新聞の青鉛筆欄で猫を募集中と伝えられるや問い合わせが殺到し、約500匹の猫候補から選ばれたのが“ノラさん“こと、東京雑司が谷の版画家の家に偶然迷いこんだ正真正銘のノラ猫だった。
 ノラ猫がみた、都会の住宅地の環境衛生、ゴミ問題はいつの時代も頭の痛い問題。 
映像内容 吾輩は猫である――といっても僕には家がない。それでも僕は自由。僕はこの町が好き。陽気はいいし、食物には不自由はなし。春、僕はまさにわが世の春を謳歌した。だがそれも束の間、初夏になると僕の暮らしに不吉なものが現れた。行く先々にあの気味の悪いハエが先回りして不作法にも食物の上にウジをうみつける。ノミはふえて体は痒くなるし、飲み水場にもボーフラがわいた。たまに現れるゴミ屋も、奥さん方と大喧嘩して来なくなり、空き地も川もゴミで一杯、犬をつれた奥さんは道々脱糞する犬にも全く無関心だ。ゴミというゴミは異様な悪臭を放ち、僕は飢餓状態にあった。勝手口で丸々と太ったネズミを発見、これはご馳走と眼をこらすとネズミの体もダニで一杯!
 ある日、この静かな町に救急車がきて知り合いの坊やをのせて走り去った。ケガかと思ったら蚊が媒介する日本脳炎だった。新聞が小児マヒの流行を伝えると、奥さんたちは、予防の生ワクチンを貰いに保健所へ殺到。そしてやっと人間と害虫どもの闘いが始まった。町をあげての大掃除、殺虫剤の臭いには閉口したが、一夜明けると本当に町はきれいになった。だが、ぼくの餌場のゴミの山は姿を消し、殺虫剤付きの食べ物ばかり。折も折、軽トラックできた魚屋がアジを持って家に入るところだった。僕はそのアジを失敬しようとして……。それからの苦労は筆舌に尽し難い。ともかく僕はノラ猫稼業から足を洗い、ご隠居夫婦の飼猫になった。<猫は家につく> という教えに従ったわけである。

屋根の上を歩く猫
道を走る猫
家庭の食事風景 食べ残した魚をダストシュートへ
餌を食べる猫
忍び込んで餌を食べ、見つかって追われる
部屋の窓から餌を与えてくれるお嬢さん
ある町の風景
花に寄ってくる昆虫の姿を目で追う
身づくろいをする猫
池で水を飲む
老人夫婦の家で抱かれる 餌もくれる
猫も犬も足で身体を掻く
網戸をつくる男の人
木の枝に登って爪を研ぐ
ネズミを見つけた猫
ネズミの体にダニがいっぱい
天井裏のネズミ駆け回る
夕食の一家 天井を見上げる
流しの茶碗や皿にゴキブリがいっぱい
魚を焼く奥さん 目を離したすきに猫がさらっていく
猫の喧嘩
雷と稲妻 雨が降り出す
雨宿りする
魚が浮いている腐った水の池 ボーフラがいっぱい
川にゴミを捨てる人
山と積まれたゴミのある道端
犬と散歩の奥さん 犬が糞をしたのに知らん顔
ゴミ集めの鐘を鳴らしてゴミ屋さんがくる
ゴミ屋さんに苦情を言う奥さんたち
ゴミにたかった蝿いっぱい
ウジムシ、寄生虫がいっぱい
救急車 家の前で止まる
坊や担架で運ばれる
伝染病発生の新聞記事
保健所へ押し寄せワクチンを子供にのませる
ネズミ退治の講習する保健所員
ドブを掃除する奥さんたち
ゴミ箱を燻蒸する ゴキブリの死骸
奥さんたちの集団掃除
きれいになった道
いろんな場所を走り餌を探す猫
移動販売の魚屋の車に捕まった猫
遠くの川に投げ込まれる猫 泳ぐ
町へ戻ろうとする猫 踏切り電車が通る
犬が吠える
やっと戻って来て子供の前を通り抜ける
老夫婦の家に着いて足を拭いてもらう
おじいさんに抱かれて餌をもらう
毛づくろいをして安心して眠る猫
 
地域情報  
スタッフ 原案:上田忠信
製作:村山英治/米山彊
脚本:岡野薫子
演出:大橋秀夫
撮影:安承玟
音響:大野松雄
編集:沼崎梅子/長谷川宣人  
解説:高橋和枝

音響:大野松雄
編集:沼崎梅子/長谷川宣人
 
受賞歴 文部省選定
厚生省推薦
東京都教育委員会選定
 
画面サイズ  
備考・関連情報 監修 山本嘉次郎 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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