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作品No sa-00047 
ジャンル 短編 
作品タイトル 血液 ―止血とそのしくみ―
Haemostasis and Blood Coagulation ―The Mysteries of Blood― 
フリガナ ケツエキ シケツトソノシクミ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 中外製薬株式会社 
製作年 1962年 
分数 26分 
カラ― 
言語 日本語版・英語版 
カテゴリー 医学・血液・血栓・巨核球・記録 
シノプシス この作品は、出血が起きるとそれを止める<血液凝固>が、どのようにしておこるかを追究した。初めてカメラでとらえたミクロの凝固シーンなど、顕微鏡下で繰り広げられる生命のドラマは、神秘的で美しい映像を作り出している。 
映像内容 出血すると血餅ができて血が止まる。この血液の大切な働きのうちのひとつである、血が固まるという事実を解明してみよう。私たちは普通には血液が固まるという結果だけでしか見ることができない。しかし、血が止まるためには巧妙な体内のしくみが働いている。例えば血管の傷つけられた場所にできる白い血栓は、血液がそれ以上出血するのを防ぎ、血管の修理が終わるまでそこを塞ぐ。反面、こうした血液凝固が脳や心臓の細い血管に起こると「脳血栓」や「心筋梗塞」という命とりの病気をおこしたりする。
 一口に血液といってもそれを構成する要素は多様である。遠心分離器を使って振り分けると、赤血球のような重いものは下に、血漿と呼ばれる黄色い液は上に残る。この血漿が固まり収縮する。これを血栓と呼ぶ。血を止めている白いかたまりを調べると、ほとんどが血小板と呼ばれる小さい血球の集まりである。
 カメラは、骨髄から赤血球、白血球などと共に生まれた巨核細胞から無数の血小板が生まれ出る様子をまずとらえ、出血が起きると 血漿の中の凝固因子がにわかに増え、血小板を中心に繊維が網の目を作り、その網が引き締まり、血栓を作って出血を止める過程を見事にとらえる。こうして出血が止まると、今度は溶解因子が増えて血液成分が正常なバランスに戻る。血栓形成、血液凝固、繊維素溶解へと、生命活動には見事な防御作用が働いている。

網目のような血管
真赤な心臓が動いている
美しい血流
腸間の血管を針で刺す
出血する血液
血栓が出来て出血止まる
採血 凝固の検査
血餅凝集
試験管を遠心分離器にかける
血漿と血球に分かれる
血漿が固まり収縮する
ヒブリンのうげん
血栓が出来る 培養
巨核細胞
血小板と線維
クロマトグラフ
血餅溶解 溶解する線維
 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英治
構成・演出:杉山正美
撮影:塩瀬申幸
効果:大野松雄
演出助手:二口信一
撮影助手:松崎嘉彦  
解説:川久保潔 
受賞歴 文部省選定
厚生省推薦
科学技術庁映画祭科学技術長官賞・財団賞
科学技術映画祭自然科学部門最高作品賞 
画面サイズ  
備考・関連情報 指導:日本血液学会 
参考画像
 
フィルム原版 35mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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