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作品No sa-00092 
ジャンル 短編 
作品タイトル 脳への探索 その診断と検査 
フリガナ ノウヘノタンサク ソノシンダントケンサ 
製作会社 桜映画社
スポンサー 中外製薬株式会社 
製作年 1970年 
分数 34分 
カラ- 
言語 日本語版 
カテゴリー 医学・脳血管・腫瘍・グリア細胞・記録 
シノプシス 卒中、血腫、腫瘍を対象とした脳疾患の診断と検査を、 当時において最新のレベルで示した作品である。 
映像内容 第1症例は高血圧の既往がある65歳男子。不意に頭痛を訴えて卒倒し、嘔吐と共に左半身の麻痺、そのまま深い昏睡におちた。この患者は脳出血という診断のもとに大学病院へ送られてきたが、脳波、超音波、髄液検査、脳血管撮影などが決め手となって脳梗塞と診断された。脳出血と脳梗塞は脳血管障害の双璧だが他覚症状は識別困難で、しかも病態の相違から治療法は幾つかの点で異なり、鑑別診断の精度が予後に大きな影響を与える。第2症例は50歳男子。転倒して頭部を打撲、頭痛、物忘れ、右下肢の軽い麻痺があり、一見して硬膜下血腫だが、右片麻痺と眼底のうっ血乳頭は脳腫瘍に起因することも多い。脳内出血による硬膜下出血を人工的に作る独創的研究もある。第3症例は45歳の女子。事故で頭部に外傷を受け、外傷性てんかんと診断され、治療を受けたが症状は悪化するばかりで、精密診断を依頼した。結果的には脳腫瘍の一種、髄膜腫で危う<一命をとりとめた。
 脳腫瘍の基礎研究を見てみよう。ラットの脳組織の一部を摘出して組織培養を継代的に繰り返すと、グリア細胞の悪性化が形成された。癌原性因子による実験的脳腫瘍では、まず発癌性物質のメチルコラントレンを用いて、マウスに脳腫瘍を生成させる試みが成功した。次にニワトリに肉腫をつくるラウス・ウイルスでもマウスに脳腫瘍を発生させた。統計上、脳腫瘍が外傷性てんかんと誤診される場合は意外に多く、鑑別診断の決め手は脳波での異常波の検出、X 線撮影での異常な骨肥厚像、超音波エコーグラムでの正中線のずれの検出、脳血管連続撮影等によって確認された。

血管網 神経網
医師と患者 問診
体温、血圧計る看護婦
半盲検査、右、左
眼底検査
角膜反射テスト 右、左
痛覚テスト
麻痺検査(眼)右、左
サッキングテスト(舌)
運動機能検査
とう骨テスト
バビンスキーテスト 足裏 右、左
波テスト
脳血管撮影
ずい液検査
慶応病院全景
大塚先生と患者 問診
血腫手術
二本の試験管 血液注入 血袋できる
フィブリン線維のスライド
犬の実験
猿の頭の標本
シンチグラム検査
グリア細胞
アストロサイト
マウスの腫瘍標本
マウスの実験
ニワトリの癌
マウス脳スライド 切片
ニワトリの腫瘍 ラウスウィルス
脳神経外科 定例検討会
植木先生と患者C
Cの眼底検査
嗅覚テスト、脳波検査
超音波検査
脳手術 腫瘍摘出
リンゲル点滴
コリンエステラーゼ スライド
蛍光染色された神経組織
ドーパミン
 
地域情報  
スタッフ 製作:村山英治
脚本・演出:吉見泰
撮影:豊岡定夫
照明:佐藤久  
作曲:池野成
解説:城達也 
受賞歴 第8回日本産業映画コンクール奨励賞 
画面サイズ  
備考・関連情報 監修 東京大学医学部附属脳研究所教授 時実利彦
学術指導
 新潟大学脳研究所脳神経外科学教室
 慶応義塾大学医学部内科・脳循環代謝研究室 
参考画像
 
フィルム原版 16mm 
ライブラリー窓口会社 桜映画社
試写 お問い合わせください 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
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