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作品No | sa-00131 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | ふるさとに生きる母たち |
フリガナ | フルサトニイキルハハタチ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 貯蓄増強中央委員会(現金融広報中央委員会) |
製作年 | 1975年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 31分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版 |
カテゴリー | 地域社会・紀行・生活・世相・出稼ぎ・農業・記録 |
シノプシス | この映画は、冬は老人と子供を残して全村出稼ぎに出かけていた秋田県の山村の母たちが、子供と暮らす決意をし、共同で肉牛を飼う「母親牧場」を設立するという厳しい道を歩み出した記録である。 出稼ぎは手っ取り早い金銭獲得法ではあったが、子供たちにも地域社会にも荒廃をもたらした。地域社会の再建に乗り出した人々の歩みは、山村だけの問題ではなく、高度経済成長の波に押し流された日本の社会に生きる人々の生活に大きな問題を投げかけている。 |
映像内容 | 秋田県仁賀保町釜ケ台地区は山奥の寒村である。人々は、稲作の他に木炭や藁工品を作って生活し、豊かな草原を生かして馬の飼育にも力を入れてきた。 ところが昭和40年頃から小型トラクターや石油ストーブが普及し始め、馬も木炭も売れなくなり、ビニールや紙袋が藁工品にとってかわった。支出が増え、収入が減り、家の働き手が出稼ぎに出て家計を補わなければならなくなった。 初めに父親が、やがて母親も出かけていった。都会で働く父母たちの仕事は厳しい。学校から送ってくれるふるさとの便りは嬉しかった。期せずして「母親だけでもふるさとに残りたい」という思いがひとつになって、県の畜産振興策の適用を受け、20人の母親を組合員とする日本最初の「母親牧場」が誕生した。昭和48年12月のことだった。母たちは思ってもみなかった規模の大きな共同経営に戸惑いながらも、経営の勉強、牧草の研究と、集団学習にはげんだ。 仔牛の出荷の時がきた。市場では手塩にかけた牛が予想以上の安価だった。その母たちの暗い気持ちを吹き飛ばすように、子供たちが牧場の仕事を手伝ってくれた。新しい仔牛の誕生もあった。 |
地域情報 | 秋田県 |
スタッフ | 製作:村山英治/村山和雄 脚本・演出:金子精吾 撮影:江連高元 音楽:広瀬量平 照明:本橋俊男 編集:沼崎梅子 解説:久米明 |
受賞歴 | 文部省特選 優秀映画鑑賞会推薦 中央児童福祉審議会特別推薦 1975年教育映画祭最優秀作品賞・文部大臣賞 第31回東京都教育映画コンクール金賞 第3回サラゴサ国際農業映画祭銀賞(スペイン) |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |