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作品No | sa-00142 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | 癌免疫のしくみ |
フリガナ | ガンメンエキノシクミ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 中外製薬株式会社 |
製作年 | 1976年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 28分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版・英語版 |
カテゴリー | 医学・リンパ球・免疫・マクロファージ・記録 |
シノプシス | 免疫細胞はどのようにしてガン細胞を押えるのかそのしくみをミクロでみる。 |
映像内容 | 生体は異物が入ると免疫反応によって異物を殺すが、本来自己の細胞から発生した癌細胞に対して生体は、何らの抵抗の手段を持たないのだろうか。まず白い純系マウスに発生した白血病細胞を黒い純系マウスに移植してみる。1週間後も黒いマウスは移植前と変わりなく元気である。次に同系の白マウスに移植すると、白いマウスは抗原が等しいために白血病細胞は拒否されず次々と死んでいく。 次に癌特異抗原を検出する。その方法として間接蛍光抗体法、免疫電顕法などがある。癌の異物性は他の方法でも証明される。いわゆるリンパ球混合培養による幼若化現象である。では癌細胞の異物性を認識した免疫系の細胞はどのような作用を示すのだろうか。ラットの皮下に抗原性の高い同系癌細胞を植えてできた腫瘍を1週間後壊死させると、癌に対する免疫が与えられる。このような処置をしたラットにもう一度同じ癌細胞を移植しても癌の増殖は抑制され、ラットは治ってしまう。免疫反応の主役であるリンパ球は全身の末梢リンパ組織に集まり、リンパ管や血管を流れて、癌の存在する局所に運ばれる。すでに免疫されているリンパ球は、そこで癌細胞を攻撃する。事実、リンパ球浸潤の多い患者は予後の良好な例が多いといわれている。 マクロファージも癌の破壊に大きな役割を演じている。おそらく生体内ではリンパ球やマクロファージに血清抗体などが加わって複雑な協同作業を営み、癌細胞の拒絶に働いているのだろう。しかし、人の場合は実験動物と違って生体の癌に対する抵抗性を増大する方法は簡単ではない。しかも癌患者の免疫能力はひどく低下し、どうして免疫抑制が起こるかまだよく判っていない。人の癌征服の道はまだ遠いが、最近の癌免疫学の進歩はその将来に明るい光を投げかけている。 膀胱ガン細胞増殖 分裂 増殖 免疫一般 マウス白血病細胞採取 白血病細胞 黒マウスに移殖 Mφが食べる リンパによる白血病細胞障害 白マウスに移植 Mφ作用せず 瀕死 MC肉腫 増殖 免疫操作 蛍光標本 上咽頭ガン細胞 リンパ球混合 リンパ球分裂 人のがん細胞とリンパ球 リンパ大型化 MIFコントロール ラット飼育室 ラットにがん細胞注射 腫瘍のコブを縛る 膀胱がん細胞×免疫腹膣細胞 MC肉腫 増殖 KMT×免疫リンパ球(5個) 二つのがん細胞 がん細胞分裂→破壊 KMT×正常リンパ球 リンパ球由来 リンパ球×抗血清 ロゼット形成 白血病細胞を障害するT細胞 白血病細胞とB細胞 体液性免疫 K-Cell K-Cellヌードマウスへの移植 リンパ球の流れ MC肉腫 染色 人乳癌染色標本 癌KMT×免疫腹腔細胞 リンパ球Mφを歴訪 肉腫に接着するMφとリンパ球 先生の顔 手元 皮内反応 発赤を計る 免疫注射 リンパ球の幼若化 リンパ球に障害される癌細胞 |
地域情報 | |
スタッフ | 製作:村山英治 演出・撮影:永井弘道/浅野勲 音楽:広瀬量平 ネガ編集:川岸喜美子 解説:小早川正昭 |
受賞歴 | 第18回科学技術映画祭長官賞・財団賞 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 監修 東北大学医学部教授 橋本嘉幸 札幌 医科大学教授 菊地浩吉 愛知県立ガンセンター所長 太田和雄 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |