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作品No | sa-00221 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | 漢字の表現 篆書と隷書 |
フリガナ | カンジノヒョウゲン テンショトレイショ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 自主企画 |
製作年 | 1983年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 21分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版 |
カテゴリー | 美術・古代文字・書道・記録 |
シノプシス | 様々な書体の中で、現在触れることの少なくなった篆書(てんしょ)と隷書(れいしょ)は、芸術的にみても興味深い。この映画は、篆書と隷書に見られる漢字の発生と変遷の歴史を描く。また文字の特徴、筆遣い、さらに造形芸術としての創作作品も紹介している。 |
映像内容 | 漢字から、時代の変遷とともに今日みられる文字文化、書道文化が生まれた。 現存する中国最古の文字は、殷の時代、亀の甲羅や動物の骨に彫った甲骨文字である。 殷から周の時代にかけて青銅器が盛んに作られ、これに彫られた文字を金文という。春秋か ら戦国時代にかけて地方によってまちまちになっていた書体が、国々の交通が盛んになるに つれて整理された。これが篆書の始まりで大篆と呼ばれる。やがて秦の始皇帝が全国を統 一、 文字統一が断行され、大篆刻を書きやすくした小篆という書体が確立した。篆書の用筆 法の特徴は、筆のうち込みと終わりで穂先を丸める「蔵鋒(ぞうほう)」で、左右相称、あるいはそれに近い形で縦画による統ーが主になる。 続いて隷書の原型である古隷が生まれた。これは直線的で実用的な書体であったが漢時代になると装飾性が増し、横画の終筆に波のうねりのような「波勢(はせい)」を持ち、右払いの最後に髭のような飾り「波磔(はたく)」をつけた八分隷が生まれる。これが今日言う隷書である。その後、書き易く読み易い書体、草隷が出現し次第に行書風になっていく。一方、篆書の簡略体として発展した章草がやがて草書に移る。最後に行書の筆画を整理した階書が完成し、4世紀頃には現在使われている漢字の書体がすべて出揃うことになる。日本で発見された漢字資料は5世紀頃が最古といわれている。 01:00:25:05 - 01:01:33:16 馬と鳥の字の由来 01:01:33:16 - 01:02:16:18 馬王堆遺跡 01:02:16:18 - 01:02:36:17 木簡、竹簡 01:02:36:17 - 01:03:12:24 甲骨文 01:03:12:24 - 01:03:52:28 青銅器 01:03:52:28 - 01:04:04:20 古文の拓本 01:04:04:20 - 01:04:27:11 刀銭と布銭 01:04:27:11 - 01:05:26:04 石鼓文 01:05:26:04 - 01:06:47:07 秦山 大篆と小篆 01:06:47:07 - 01:08:27:08 篆字を書く 01:08:27:08 - 01:10:54:15 隷書の初期 古隷→八分隷 01:10:54:15 - 01:11:27:05 隷を書く 01:11:27:05 - 01:12:12:06 礼器碑拓本 01:12:12:06 - 01:12:49:21 草書→行書→楷書 01:12:49:21 - 01:13:05:12 作品「草堂靜」 01:13:05:12 - 01:13:18:23 作品「半瓶濁酒待君温」 01:13:18:23 - 01:15:35:13 青山先生書く 01:15:35:13 - 01:18:12:12 今井凌雪先生の創作 01:18:12:12 - 01:18:31:01 三体石経 01:18:31:01 - 01:19:17:04 教室で書く男女高校生 01:19:17:04 - 01:19:43:21 高校書道展 01:19:43:21 - 01:19:44:29 床の間の篆書 01:19:44:29 - 01:20:06:15 奈良美術館 石碑篆額 01:20:06:15 - 01:20:33:28 深大寺山門の隷書 |
地域情報 | |
スタッフ | 製作:村山和雄 脚本・演出:田中徹 撮影:村山和雄/山屋恵司 音楽:長沢勝俊 解説:内藤武敏 |
受賞歴 | 文部省特選 1983年教育映画祭最優秀作品賞・文部大臣賞 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 協力:日本視聴覚教育協会 監修:文部省教科調査官 加藤達成、二松学舎大学教授 堀江知彦、筑波大学教授 今井潤一、大東文化大学教授 永井敏夫 協力:大東文化大学教授 青山杉雨 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 16mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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素材提供 | お問い合わせください |
公開動画 |