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作品No | sa-00224 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | 呉須三昧 近藤悠三の世界 |
フリガナ | ゴスザンマイ コンドウユウゾウノセカイ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 財団法人ポーラ伝統文化振興財団 |
製作年 | 1983年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 32分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版 |
カテゴリー | 美術工芸・人間国宝・陶芸・染付・記録 |
シノプシス | 重要無形文化財保持者、陶芸家、近藤悠三。その作品は独自の力強い染付を特色とする。染付一筋、呉須一筋にやきもの人生を歩んできた近藤の技と、磨きぬかれた芸術論、人生論を記録した。 |
映像内容 | 明治35年、京都の清水に生まれた近藤は、小学校をでるとすぐ五条坂にあった京都市立陶磁器試験場附属伝習所の轆轤(ロクロ)科に入学。「ぽくは、小学校でも図画や手工が一番下手だった。だが人一倍、負けん気が強い子で」と与えられた轄輯に取り組み修業した。ここで若き日の河井寛次郎や浜田庄司に出会う。やがて奈良の安堵村で陶芸の仕事をしていた富本憲吉に師事。近藤は富本から「作家になるのだったら陶芸以外の勉強も」といわれて、関西美術院でデッサンや洋画を習い、合間に図書館でトルストイやドストエフスキー等を読み、夜はアルバイトで轆轤をひき、自宅の1坪半の狭い仕事場で自らの作陶にも励んだ。若い頃の一時期、志野や青磁、白磁や瑠璃と、何でも一通り手懸けたが、世に「近藤染付」と呼ばれる独自の染付が生まれたのは 40代になってからである。 染付とは、陶磁器の白い素地に呉須(ごす)と呼ばれる酸化コバルトを含んだ顔料で模様を描き、透明な釉薬(うわぐすり)をかけて焼いた藍色の模様のやきものである。以来近藤はあざみ、ざく ろ、梅、山などを主題に、呉須一筋に生きた。この染付に赤絵や金彩を加える工夫を始めたのは50代の終わり頃からで、作品は歳を重ねる毎に華麗な境地をみせ、80歳を超えても創作意欲は少しも衰えをみせず、長年の念願であった富士山を主題にした新しい仕事に取り組んでいる。「いつも一生懸命いのちをかけてやってきた」と語る近藤は、老いてますます若々しい。 01:00:06:29 - 01:00:56:23 ロクロをひく近藤さん 01:00:56:23 - 01:01:18:15 「山の染付」 01:01:18:15 - 01:01:26:22 「岩と月の鉢」 01:01:26:22 - 01:01:38:27 「ブドウ棚の壷」 01:01:38:27 - 01:01:50:28 「梅の大皿」 01:01:50:28 - 01:03:08:16 近藤家の全景 01:03:08:16 - 01:03:23:00 清水五條坂 01:03:23:00 - 01:04:15:12 近藤さん同録インタビュー 01:04:15:12 - 01:04:20:14 河井さん写真 01:04:20:14 - 01:04:36:11 浜田さん写真 01:04:36:11 - 01:04:42:04 柳宗悦写真 01:04:42:04 - 01:05:05:03 富本憲吉 バーナード・リーチ写真 01:05:05:03 - 01:10:22:01 富本記念館 01:10:22:01 - 01:10:34:06 梅のつぼ 01:10:34:06 - 01:10:40:06 ぶどうの葉のつぼ 01:10:40:06 - 01:10:53:00 かまきりとあざみの皿 01:10:53:00 - 01:11:06:14 ぶどう壷 01:11:06:14 - 01:11:27:07 しの風ざくろの壷 01:11:27:07 - 01:11:39:19 青磁の壷 01:11:39:19 - 01:11:55:20 飴釉の皿 01:11:55:20 - 01:12:06:00 良寛詩の水さし 01:12:06:00 - 01:12:25:27 梅の染付 01:12:25:27 - 01:13:53:29 乳鉢で呉須をする、透明釉をかける窯入れ、窯出し 01:13:53:29 - 01:14:15:12 ざくろの壷 01:14:15:12 - 01:14:30:08 ざくろの茶入れ 01:14:30:08 - 01:14:35:15 ざくろの香合 01:14:35:15 - 01:15:47:22 ヘラ描き、梅の花の写生 01:15:47:22 - 01:16:06:02 梅の香炉、ぼりでの茶碗 01:16:06:02 - 01:16:11:11 梅染付三友の水さし 01:16:11:11 - 01:16:23:17 月見草の壷 01:16:23:17 - 01:16:33:03 草花文の花びん 01:16:33:03 - 01:17:00:21 竹の子染付花びん 01:17:00:21 - 01:17:13:16 竹の子染付壷 01:17:13:16 - 01:17:37:15 岩染付壷 01:17:37:15 - 01:17:58:10 浅間山噴煙の染付壷 01:17:58:10 - 01:18:07:23 浅間山噴煙の染付平皿 01:18:07:23 - 01:18:16:28 山寒山詩の壷 01:18:16:28 - 01:18:39:19 漢詩の壷 01:18:39:19 - 01:20:18:16 金彩ざくろ壷 01:20:18:16 - 01:20:46:19 金彩山の墳煙平皿 01:20:46:19 - 01:21:14:20 金彩梅の壷、及 徳利 01:21:14:20 - 01:22:05:04 ペルシアの村、ペルシアでの作品 01:22:05:04 - 01:22:59:10 赤絵大皿 01:22:59:10 - 01:29:06:05 けずり、木炭で下絵描き、赤インクで下図描く、呉須絵具の調整 骨描き、ダミ描き、窯だき 01:29:06:05 - 01:29:58:23 富士山の作品(染付富士) 01:29:58:23 - 01:30:12:23 赤富士の皿 01:30:12:23 - 01:30:22:06 赤地金彩の富士皿 01:30:22:06 - 01:30:31:20 金彩の富士壷 01:30:31:20 - 01:30:58:17 染付赤地富士 01:30:58:17 - 01:31:47:01 縁側で作品を見る近藤さん |
地域情報 | 京都市 |
スタッフ | 製作:六鹿英雄/村山和雄 脚本・演出:村山正実 撮影:村山和雄 照明:浅見良二/本橋俊男/長坂潔 音楽:長沢勝俊 解説:相川浩 |
受賞歴 | 文部省選定 〔推薦〕日本映画ペンクラブ 優秀映画鑑賞会 第38回芸術祭優秀賞 1983年教育映画祭最優秀作品賞・文部大臣賞 1983年キネマ旬報ベストテン第2位 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 撮影協力:文化庁文化財保護部、東京国立近代美術館 京都国立近代美術館、富本憲吉記念館、河井寛次郎記念館 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |