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作品No | sa-00252 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | にっぽん洋食物語 Western Cuisine a La Japonaise |
フリガナ | ニッポンヨウショクモノガタリ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 雪印乳業株式会社 |
製作年 | 1985年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 35分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版・英語版 |
カテゴリー | 産業・文明開化・食文化・洋食・乳業・記録 |
シノプシス | 日本の西洋料理の歴史は幕末の長崎に始まる。そして開国…政府は近代化の一環として肉食を奨め、庶民の間でも“牛鍋”が流行する。やがて日本人の旺盛な好奇心と探究心、創意工夫で“日本の西洋料理”が誕生する。近代日本の食文化の一断面を描く。 |
映像内容 | オランダが日蘭貿易の拠点として長崎の平戸に商館を開いたのは、17世紀の初頭、1609年(慶長14)のことである。商館のオランダ人たちは長崎や江戸の宿舎でどのような食生活を送り、日本人は彼らの食べ物にいかなる関心を示していたのであろうか。オランダ甲比丹(カピタン)の随員として江戸に参府したフランソワ・カロンは、その日記に、オランダ人は、常に自国の料理を口にしていたことと、オランダ料理を無心するハイカラ日本人がいたことを記している。とはいえ、こうした日本人はごくまれでしかなかった。 日本に本格的な西洋料理が登場したのは、横浜の外人居留地に在留欧米人専用のホテルレストランが軒を並べるようになってからである。これらのホテルレストランに下働きとして雇われた日本人の中には独立して洋食屋を営む者もいた。彼らは西洋料理を日本人好みに一工夫して「めし」によくあうライスカレー、カツレツ、コロッケなど、日本独特の洋食を作り上げたのである。複雑な西洋料理が巧みに米にあう簡便な一品料理へと変身し、日本人の生活にとけこんでいく。 日本人は世界的な食事文化をこなし、時には日本化しているのである。そこには幕末以来、旺盛な好奇心と探求心で西洋文明をとりこみ発展させていったたくましい日本人のエネルギーが感じられる。 01:00:21:26 - 01:01:31:27 レストランで食事をする親子(大正初期の雰囲気と服装) 01:01:31:27 - 01:02:04:21 現代の長崎港 遠景 01:02:04:21 - 01:02:19:24 南蛮船の長崎入港(南蛮屏風) 01:02:19:24 - 01:02:39:24 ポルトガル人の往来 01:02:39:24 - 01:03:04:08 長崎カステラ焼の図 01:03:04:08 - 01:03:18:19 出島オランダ屋敷模型 01:03:18:19 - 01:03:58:14 出島の生活 01:03:58:14 - 01:04:10:24 牛舎、豚舎、野菜畑 01:04:10:24 - 01:04:30:14 調理場風景(南蛮絵巻) 01:04:30:14 - 01:04:47:21 出島蘭館酒宴の図 01:04:47:21 - 01:05:10:13 大浦居留地 01:05:10:13 - 01:05:18:03 グラバー邸園内の自由亭 01:05:18:03 - 01:05:34:06 草野丈吉と亭内の様子 01:05:34:06 - 01:05:48:09 「自由亭」の刻印のあるフォーク、ナイフ 01:05:48:09 - 01:05:58:21 ペルリ上陸図 海上の黒船 01:05:58:21 - 01:06:11:06 堂々と上陸する異形の外国人たち 01:06:11:06 - 01:06:17:12 栄吉利西人商館繁栄図(横浜浮世絵) 01:06:17:12 - 01:06:22:00 交易西洋人荷物運送の図(横浜浮世絵)他 01:06:22:00 - 01:06:28:11 居留地内西洋人食卓風景(錦絵) 01:06:28:11 - 01:06:38:09 厨房の調理 パンを焼く西洋人 01:06:38:09 - 01:06:53:01 築地ホテル館 (錦絵) 01:06:53:01 - 01:07:06:19 東京都公文書館 フランス語メニュー探す村岡実氏 01:07:06:19 - 01:07:37:23 そのメニュー 天長節奉祝晩餐会のためのメニュー 01:07:37:23 - 01:07:53:03 相談する関塚喜平、山越徳玄、馬場久の三氏 01:07:53:03 - 01:08:37:28 調理室で腕をふるう山越料理長 01:08:37:28 - 01:08:53:14 「三井倶楽部」外景 01:08:53:14 - 01:09:04:23 再現された料理の数々 01:09:04:23 - 01:09:16:22 ルルヴェ (冷製料理) 01:09:16:22 - 01:09:28:06 アントレー (煮込んだ料理) 01:09:28:06 - 01:10:02:06 ロティ (冷製料理) 他 01:10:02:06 - 01:10:28:25 晩餐会 全景 01:10:28:25 - 01:10:39:17 試食する「モンタニエの会」の人々 01:10:39:17 - 01:11:06:24 料理長たちが厳粛な面持ちで食べ始める 01:11:06:24 - 01:11:12:23 上流階級の正餐場面(錦絵) 01:11:12:23 - 01:11:33:24 陸蒸気の走り(明治村) 01:11:33:24 - 01:12:13:01 新橋ステーション、ガス灯完成(錦絵) 01:12:13:01 - 01:12:35:05 天皇肉食の記事 01:12:35:05 - 01:12:46:00 「阪川牛乳店」の広告 01:12:46:00 - 01:12:57:25 「牛乳考」の本 01:12:57:25 - 01:13:07:04 牛乳、チーズ、バターを売る店の図 01:13:07:04 - 01:13:30:26 「牛店雑談・安愚楽鍋」の本 01:13:30:26 - 01:13:45:19 現在の「太田なわのれん」調理場 01:13:45:19 - 01:14:44:10 明治初年の牛鍋屋(再現) 01:14:44:10 - 01:14:52:01 威勢よく階段上がる姐さん 01:14:52:01 - 01:15:36:17 座敷は客で盛況 01:15:36:17 - 01:16:51:01 ぐつぐつ煮上る鍋の肉 01:16:51:01 - 01:17:03:10 牛肉屋と銀座の街(錦絵) 01:17:03:10 - 01:17:22:11 松田牛肉店 (錦絵) 01:17:22:11 - 01:17:42:14 「赤堀割烹教場」の写真 01:17:42:14 - 01:17:55:25 婦人を対象にした西洋料理の教育 01:17:55:25 - 01:18:07:19 村井弦斉の「食道楽」 01:18:07:19 - 01:18:52:17 家庭料理を作る姑と嫁 01:18:52:17 - 01:19:08:10 明治末のおかず番付とお膳 01:19:08:10 - 01:19:42:22 昔のメニュー 01:19:42:22 - 01:20:20:19 「たいめいけん」の調理場 01:20:20:19 - 01:20:43:07 てんぷら 01:20:43:07 - 01:22:10:02 カツレツをつくる料理人 01:22:10:02 - 01:22:26:24 かつ丼 01:22:26:24 - 01:23:24:01 一般家庭のコロッケづくり 01:23:24:01 - 01:24:29:18 大正時代の家庭の台所(再現) 01:24:29:18 - 01:24:35:00 札幌時計台 01:24:35:00 - 01:24:42:21 牧草地、牧柵 01:24:42:21 - 01:25:22:28 開拓当時の北海道、ケプロンたちの写真 01:25:22:28 - 01:25:40:27 デボン種のいる七重勧業試験場 01:25:40:27 - 01:25:48:22 国産バター、チーズの普及黒沢酉三創業当初の工場 01:25:48:22 - 01:26:30:09 手まわし式のバター製造機 01:26:30:09 - 01:26:52:07 バターの奨めの本 01:26:52:07 - 01:27:52:06 昭和初期 若夫婦のアパート生活食事風景(再現) 01:27:52:06 - 01:28:11:02 昭和初期 デパートの食堂 01:28:11:02 - 01:28:15:26 昭和初期 街を歩く洋装の女性たち 01:28:15:26 - 01:28:44:03 昭和初期 女給さん、ネオンの銀座 01:28:44:03 - 01:30:38:00 カレーの作り方 初期と大正期のカレー 01:30:38:00 - 01:31:55:21 ピラフ、チキンライス、オムライスを作る 01:31:55:21 - 01:32:06:00 戦後の学校給食 01:32:06:00 - 01:32:30:02 現代の学校給食 01:32:30:02 - 01:32:49:10 料理教室 01:32:49:10 - 01:33:58:00 調理場 日本洋食の様々 働くコックさん 01:33:58:00 - 01:34:10:23 「日本橋 たいめいけん」の盛況 01:34:10:23 - 01:34:34:17 家庭のホームパーティー 01:34:34:17 - 01:35:04:11 楽しい食事風景 |
地域情報 | 長崎県/横浜市/東京都/札幌市 |
スタッフ | 製作:村山英世 脚本:山下秀雄/村山英治/山田三枝子 演出:山下秀雄 撮影:北川英雄 照明:浅見良二 録音:清島竹彦 音楽:杉田一夫 解説:山本圭 |
受賞歴 | 文部省選定 〔推薦〕農林水産省、日本映画ペンクラブ 第27回国際産業映画ビデオ祭国内大会 外務大臣賞・銀賞.E 部門賞 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 監修:国学院大学名誉教授 樋口清之、食文化研究家 村岡 實 原作:小菅桂子 『にっぽん洋食物語』(新潮社) 料理監修:山越徳玄、関塚喜平、馬場 久、百鳥 雅、田口久美子 |
参考画像 |
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フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
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公開動画 |