記録映像データ詳細表示
作品No | sa-01044 |
ジャンル | 短編 |
作品タイトル | 藤本能道の色絵磁器 |
フリガナ | フジモトヨシミチノイロエジキ |
製作会社 | 桜映画社 |
スポンサー | 財団法人ポーラ伝統文化振興財団 |
製作年 | 1987年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 32分 |
色 | カラー |
言語 | 日本語版・英語版 |
カテゴリー | 美術・工芸・陶芸・着彩・記録 |
シノプシス | 藤本能道は、富本憲吉、加藤土師萌に師事して色絵の世界に入り、写生に立脚した絵画的な色絵の表現を研鑽、独自の芸風を模索しつつ今日に至っている。映画は、重要無形文化財「色絵」保持者、藤本能道の生き方と、その創作過程を記録する。 |
映像内容 | 色絵磁器の作家、藤本能道の技法が大きく変化し始めたのは、50代も終わりの頃で、色絵の伝統技法のひとつである「骨描(こつがき)」と呼ばれる輪郭を線描きする方法をやめて、線を描かずにぽかすように色絵付けする「没骨描法(もっこつびょうほう)」という技法を取り入れたことからだった 。さらに「釉描加彩(ゆうびょうかさい)」と名付けた新しい色絵の技法を生み出したのは65歳を過ぎてからである。まず色のある釉薬(うわぐすり)で絵付けをして高温で本焼きし、上絵付けは、色絵具で再度絵を描き低温で焼き付けるという技法で、長い試行錯誤の末の色絵の集大成でもあった 。 藤本は、四季折々の鳥や花を写生し、華麗な色絵磁器を創り出す。自然のものを写生し、自分が納得したものを模様化していくことを説いたのは師の富本憲吉で、その影響から脱け出そうと、一時は色絵磁器をはなれてオプジェ陶芸にも走った。だが再び色絵磁器に戻った藤本は、「釉描加彩」によって複雑微妙な色調、立体感、奥行きの表現などを可能にし、新しい色絵磁器の世界を作り出したのであった。しかし、彼は「私の今の仕事は、どこかへ行く過程である。これで完成したとは思っていない」と、その遍歴を語る。 01:00:07:02 - 01:00:19:25 多摩川 01:00:19:25 - 01:01:14:20 カワセミを写生する藤本先生 01:01:14:20 - 01:01:23:15 作品 枝のカワセミ 01:01:23:15 - 01:01:28:25 作品 六角形のカワセミの器 01:01:28:25 - 01:01:38:12 作品 二羽の四十雀 01:01:38:12 - 01:01:52:23 作品 八角形の器 01:01:52:23 - 01:02:21:08 土を練る先生 01:02:21:08 - 01:02:50:09 土遊びをする子供 01:02:50:09 - 01:03:16:04 ろくろを引く先生 01:03:16:04 - 01:04:50:14 若き日を語る 01:04:50:14 - 01:05:13:16 美校時代 01:05:13:16 - 01:05:31:01 富本憲吉の写真 01:05:31:01 - 01:05:47:11 富本憲吉の作品 01:05:47:11 - 01:06:15:13 同録 語る先生 01:06:15:13 - 01:06:38:25 藤本先生の処女作品 01:06:38:25 - 01:06:53:28 梅の咲く藤本邸 01:06:53:28 - 01:07:24:00 鳥を観察する 01:07:24:00 - 01:08:48:27 ひよどりの下図描き 01:08:48:27 - 01:09:47:00 アトリエの画稿 01:09:47:00 - 01:10:30:08 オブジェ 鉄釉彩器、赤絵の壷 01:10:30:08 - 01:10:53:03 椿の色絵 01:10:53:03 - 01:11:23:20 金沢 石川県立美術館を訪れる 01:11:23:20 - 01:11:30:18 金沢 明の五彩の壷 01:11:30:18 - 01:11:47:16 金沢 柿右衛門 01:11:47:16 - 01:12:16:09 金沢 古九谷 01:12:16:09 - 01:12:46:28 骨描きを主にした初期作品 うずら 01:12:46:28 - 01:13:28:04 混色テストと色見本 茶と白をすり混ぜる 01:13:28:04 - 01:14:11:03 没骨色絵の作品 01:14:11:03 - 01:16:26:04 夜の工房 01:16:26:04 - 01:16:53:17 初期の釉彩の作品 釉描加彩 01:16:53:17 - 01:17:20:18 草白釉 雪白釉 01:17:20:18 - 01:18:33:04 形うち、けずり 01:18:33:04 - 01:21:28:22 木の葉づくりの釉描 01:21:28:22 - 01:22:02:19 本窯入れ 01:22:02:19 - 01:22:23:00 出来上がり作品を見る 01:22:23:00 - 01:24:02:26 くろ描き金彩 01:24:02:26 - 01:25:43:08 色伏せ 01:25:43:08 - 01:27:19:13 電器窯に入れる 01:27:19:13 - 01:28:21:16 窯出し 01:28:21:16 - 01:31:23:04 釉描、本焼、加彩、完成 01:31:23:04 - 01:31:44:14 流小、白い渦 01:31:44:14 - 01:32:11:01 雨雲に煙る山々 |
地域情報 | 東京都/石川県金沢市 |
スタッフ | 製作:村山和雄 脚本・演出:村山正実 撮影:村山和雄 照明:水村富雄 編集:沼崎梅子 音楽:長沢勝俊 解説:幸田弘子 |
受賞歴 | 文部省特選 日本映画ペンクラブ推薦 1988年教育映画祭優秀作品賞 キネマ旬報ベストテン第6位 |
画面サイズ | |
備考・関連情報 | 監修: 東京国立博物館資料部長 林屋晴三 東京国立近代美術館工芸課長 長谷部満彦 協力: 東京国立近代美術館 石川県立美術館 他 |
参考画像 |
|
フィルム原版 | 35mm |
ライブラリー窓口会社 | 桜映画社 |
試写 | お問い合わせください |
素材提供 | お問い合わせください |
公開動画 |