記録映像データ詳細表示

作品No iw-01006 
ジャンル 短編 
作品タイトル 海運の新時代をひらく 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 三光汽船株式会社 
製作年 1968年 
分数 40分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 海運・汽船 
シノプシス 昭和30年代以降の海運不況の中で、国による利子補給や財政融資などの保護を受けつつ、6グループに企業集約された海運業界にあって、集約に参加せず国の援助を受けずに事業拡大を図った三光汽船の独自の方針と展開を紹介。(企画:三光汽船)
(1)運賃の引き下げの一方で荷主会社との長期契約
(2)石油、鉄鉱石、屑鉄、木材運搬それぞれの専用船を建造、
   積出港や荷揚港の埠頭規模や水深などの条件にあった専用船建造
   による効率化(積荷量の増加、積荷や荷揚げ時間の短縮)
(3)綿密な運航計画により港内での待機時間の減少
(3)タンカーは他社に駆けて大型化し、かつ構造の工夫で建造費抑制
(4)船内機械の自動化、高速化導入で船員数削減
(5)多種の荷積載可能な兼用船開発による稼働率向上
   (季節による積荷の変動に対応、空荷運行の減少)
(6)OECD加盟による外国傭船の自由化など環境変化への対応 
   (外国船会社から建造資金のみを導入し、設計と造船は日本で行い、
    運航も三光汽船船員による方式)
以上による業績向上で三光汽船の所有船腹は、昭和40年3月の28万トンから42年9月には140万トンと5倍になり、会社では昭和45年には300万トンと予想している。
<参考映像> 「試みる企業」
   (企画:三光汽船 製作:岩波映画製作所 1971年製作) 
映像内容 日本の商船総トン数の推移(戦前、戦後の比較) 
グラフ 不定期船運賃指数とタンカー運賃指数の推移
       (昭和30年頃~40年頃)
貨物船建造風景
戦後の海運業界への国の援助策推移(字幕)
タイトル「海運の新時代をひらく」
三光汽船のタンカー「銀光丸」 (3万4000トン 昭和37年就航)
専用船開発
 木材専用船「栄光丸」(1万6000トン型)
   港で木材積み込み作業 作業効率のあがる構造 会社と交信
   海洋をゆく木材専用船 
 鉱石専用船「豊光丸」(4万6000トン)
   進水風景 鉄鉱石の積み込み 
 屑鉄専用船「和光丸」(2万2000トン)
   屑鉄の種類別ホールド(ハッチが広い船倉) 
   横づけされた小型船に長いクレーンで荷を移す
   クレーン6基そなえた屑鉄専用船

タンカーの大型化
 「天光丸」(17万トン 当時は世界最大規模)
 「東光丸」(昭和36年就航 4万8000トン)
 「星光丸」(昭和39年就航 7万8000トン)
    建造費低廉化のための構造を工夫
 「月光丸」(昭和42年就航 14万トン)
タンカー「天光丸」の試運転
  ブリッジからエンジンを遠隔操縦、自動化されたコントロールルーム
  自動化された荷役設備 海上で旋回試験

兼用船就航
 「大光丸」(石油と鉱石の兼用船 9万トン)進水
    ホールド(積荷船倉)の形を工夫
    空荷運航を避ける運航計画(説明地図)
 「海光丸」進水

外国傭船の自由化など環境変化への対応
 ノルウェーの船会社と建造資金導入契約調印
 バルクキャリアー「GOLAR BOW」(2万7000トン)
 同「GOLAR ARROW」(2万7000トン)

 兼用船「三光ベイ」(5万9000トン) 
 同「SIGTONE MONROVIA」(8万トン)
 バルクキャリアー「SIGFUJI」(8万1000トン) 
 タンカー「GOLAR NIKKOU」(11万2000トン)
 タンカー「JASANKOA」(17万トン)
「武光丸」進水式

説明図(三光汽船の持ち船推移 昭和40年3月実績~45年予想)
地図(世界へ広がる三光汽船の航跡)
タンカー「天光丸」引き渡し式
  割れるくすだま、船上で関係者記念撮影、ひるがえる万国旗

                       以上
   (データ作成:中村光一) 
地域情報  
スタッフ 制作:坊野貞男 監督:中野剛宣 脚本:吉原順平 撮影:川島安信  
受賞歴 第6回日本産業映画コンク-ル 通産大臣賞 
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 35mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
試写 ○ 
素材提供 お問い合わせください 
公開動画  
◀ 戻る

このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

Copyright © 2020, Kirokueiga Hozon, All Rights Reserved.