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作品No iw-01074 
ジャンル 短編 
作品タイトル 特許 沈井式基礎工法 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 鹿島建設株式会社 
製作年 1957年 
分数 20分 
カラー 
言語 日本語版 
カテゴリー 土木・建設 
シノプシス 中国電力宇部火力発電所(山口県)建設の際、鹿島建設が採用した「沈井式基礎工法」による工事記録。(1956~57年) 宇部火力発電所は重量が約7万トンあり、それを支えるため埋立地の22メートル下の岩盤に達する基礎柱(直径4メートルのコンクリート製井筒)76本を沈井式工法で築いた。
 この工法は、軟弱地盤から水を抜き地下水位を下げたあと、現場地盤上で製造したコンクリート製井筒を地下に沈めながら何層にも組み上げ、後半には井筒周辺に圧搾空気を噴射しながら、井筒を地下岩盤に達するまで沈下させてゆくもの。

臨海工業地帯の築造は,戦後の高度成長時代を立ち上げる活力の象徴であったが、沈井式基礎工法は軟弱地盤に重量ある建造物を建築するため鹿島建設が開発した工法で、1957年の八幡製鐵(現・新日本製鐵)戸畑製鐵所高炉の地盤工事でも採用されている。 
映像内容 瀬戸内海に面した宇部市の干拓地(空撮)
  埋立てられた地盤(宇部火力発電所用地)
タイトル「特許 沈井式基礎工法 1957年」

サンドポンプによる埋立て工事(1956年夏)
  干拓地 管から地盤上に噴出する土砂
敷地の地固め(ウェルポイント工法)
  地盤にウェルポイント管を縦に挿入 真空ポンプで地下水汲み上げ
  説明図(汲み上げで地下水位低下)

沈井式基礎工法の説明図(アニメ)

地盤に基礎柱を沈設
  第一ロッド(井筒=コンクリート製の円筒)の製造
    鋼鉄製円形はぐちを地面に設置 その上に型枠と鉄筋を組立て
    圧搾空気の噴射管を型枠内面に取り付け 
    型枠内部に生コンクリートの流し込み
    型枠除去した井筒(第1ロッド)
  井筒内部の土砂を掘削
    土砂をバケットで吊り揚げ 地盤に沈下してゆく井筒(第1ロッド)
  第1ロッドの上部に第2ロッドを組立て 
    型枠内部に噴射管取付け コンクリート打込み 内部の土砂を掘削除去
  さらに上部に伸びた第3ロッド
  圧搾空気噴射で井筒沈下
    コンプレッサー 圧搾空気調整バルブ 井筒の送気管とつなぐ
    圧搾空気噴射説明図 井筒表面の噴射口に布をあて噴射状況を確認
    沈下してゆく井筒 垂直沈下説明図 噴射バルブを操作
  第5ロッドまで設置、沈下
    岩盤近くの砂利層を汲み上げる 沈下する井筒

基礎岩盤の確認、基礎柱、基礎スラブの完成
  圧搾空気で井筒内部の地下水を排除 同説明図 
  作業員が井筒内壁の梯子を下る 地下岩盤を叩いて確認
  井筒底辺の岩盤上にコンクリートを打ち込み(厚さ2メートル)
  説明図(完成した基礎柱 /井筒上部にも厚さ2メートルのコンクリート蓋
      基礎柱76本を覆う基礎スラブ)
  基礎スラブのコンクリート打込み作業

発電所の鉄骨組立工事 組みあがった鉄骨(遠望)
                         以上
 (データ作成:中村光一)

 
地域情報  
スタッフ 制作:吉野馨治 監督:榛葉豊明 脚本:榛葉豊明 撮影:富沢昌一 
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 35mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
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公開動画  
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