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作品No iw-02729 
ジャンル 短編 
作品タイトル <日本文化シリーズ・年輪の秘密>行司 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 自主制作 
製作年 1959年 
分数 17分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 日本文化・相撲・行司 
シノプシス 19代式守伊之助の行事生活の日々を描きながら、長い伝統を守り続けている昔ながらの行事道を紹介し、合わせて、土俵上における行事の役目を明らかにする。 
映像内容 拍子木の音・横綱若乃花の土俵入り・軍配を持つのは立行司の19代式守伊之助・式守伊之助は行司では木村庄之助に次ぐ二番目の地位(この2人を立行司と呼ぶ)・横綱の土俵入りで軍配を持つのは立行司と副立行司・朝早くの国技館・土俵下にずらりと並ぶ未来の横綱を目指す少年たち・まだ番付にものらない入門したばかりの力士たちの取り組み「前相撲」・前相撲は、力士への登竜門であるとともに行司にとっても登竜門・伊之助さんも六十年前、子供行司キンゴとして軍配を握った・前相撲では、2人抜いて勝ち星が一つ与えられ、立ったまま仕切りをするが、子供行司は一人前の行司と同じように取り組みをさばく・子供行司の訓練には幕内の行司が輪番で監督する・国技館の練習用の土俵・指導のため姿を見せる庄之助、伊之助、玉之助・子供行司たちは、同輩の行事や外部の一般の人に相撲を取ってもらって、先輩から行司として知らなければならない色々なことを習う・のこったのこったと言う子供行司・稽古ぶりを熱心に見ている玉之助さんと伊之助さん・行事の勉強をする上で一番気をつけなければならないのは姿勢と声だという・木村、式守両家のそれぞれの軍配の持ち方を教える様子・かつては、木村、式守両家に分かれていたが、一つにまとまったので行司は進級していく途中で式守を名乗ったり木村を名乗ったりする。そのために両家の作法を知らなければならない・土俵上での足の踏み方と手の動かし方を教える木村庄之助さん・一見無造作に見えても古くからの色々な決まりがある・土俵を踏んでから十両の行事として初めて足袋が履けるまで17、8年かかる・番付を書き星取表をつけるのも行司の仕事・かつて行司として活躍した鏡山親方から番付などに使う独特の書体を習う子供行司たち・以前は行司は関取の手紙の代筆もした・式守伊之助さんが自宅で静かに振り返るひととき・やぐらの模型・水戸で生まれ、幼い時から行商などをして働いたが相撲が好きなため主人に嫌われ、それでは相撲で身を立てようと常陸山の門を叩き、峯崎部屋に入ったのが明治33年、12歳の時・伊之助さんのインタビュー・十両の行司、玉治郎として初めて足袋を履いた写真・その頃のカンカン帽の写真・大正10年、ハワイへ巡業した時の写真・全盛時代の相模川と、6代目菊五郎との3人の写真・戦争中、山形へ勤労奉仕に行った写真(羽黒山を始め関取たちも痩せている)・昭和25年、九州にある行司の宗家、吉田家へもらいに行った免許状と相撲故実一巻・相撲故実は行司の秘伝書で、絶対に他人には見せない(巻物)・40年近く連れ添ってきた奥さんのインタビュー・国電に揺られて通勤する伊之助さん(羽織袴)・
看板「日本相撲協会 行司部屋」・場所中お昼過ぎに国技館の行事部屋に現れる伊之助さん・朝廷相撲の開祖、野見宿禰(ノミノスクネ)が祀ってある神棚に手を合わせる伊之助さん・壁に貼られた約50人の行司の名簿・階級ごとの装束を着け始める行司たち・幕下以下の行司は土俵上素足で青と黒の房を用いる・十両格になると足袋を履き軍配の房は青白色(一人前の行事として扱われる)・幕内格に進級すると赤白混じりの房を用いる・三役格は緋色の房・立行司と副立行司が装束をつける様子・木村玉之助、式守伊之助、木村庄之助・副立行司から上は、草履を履き、帯刀が許される・玉之助と伊之助の房は紫と白との染め分け(大関格の行司)・横綱格である木村庄之助は紫の房・幕内の取組・軍配を持つ式守鬼一郎・正面に対して背を向けない礼儀は、咄嗟の場合に東西を間違えないためにも役立つ・足がよく見えて勝負の邪魔にならない場所にいる・水入り、戦闘再開の時に元通りに組ますため、手足頭の位置、まわしを何枚掴んでいたかなどをしっかり覚える・背中をポンと叩いて戦闘開始・行司溜まりに入ってくる伊之助さん・千代錦対若乃花・伊之助さんの行司さばき、掛け声・はっけよいは、はげんで進めの意味・のこったは土俵につまった時と立会い激しくもみ合っている時にかける・初日の前日、土俵を清める土俵祭り・行司が主役で庄之助と伊之助が交代で祭主を務める・相撲協会の幹部たちが居並ぶ前で庄之助、玉之助、与太夫、庄太郎とともに今年限りで引退する伊之助さんが神主の装束で土俵に上がる・土俵の中央に昆布などを埋めお神酒をかける様子・協力 日本相撲協会映画部
 
地域情報  
スタッフ 制作:小口禎三 監督:羽仁進 脚本:羽仁進/犬伏英之/吉原順平 撮影:清水一彦 
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
フィルム原版 16mmネガ 
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公開動画  
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