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作品No iw-02744 
ジャンル 短編 
作品タイトル <日本文化シリーズ・年輪の秘密>杜氏-酒造り五十年 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 自主制作 
製作年 1960年 
分数 17分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 日本文化・日本酒・杜氏 
シノプシス 丹波篠山の杜氏の一人、畑栄一氏は五十年近くも酒づくりにいそしんできた。責任も重いが、張りと楽しみも多い仕事をみつめながら、日本酒誕生の過程をみる。 
映像内容 酒造り五十年 杜氏・昔の酒造の模型(仕込み、絞り)・四方を山に囲まれた兵庫県篠山、デカンショ節で名高い丹波の山に囲まれたこのあたり・男たちの多くは、毎年年の瀬が迫り酒造りの季節が来ると、灘を始め各地の酒蔵に働きに出る・藁葺き屋根の農家、庭先で作業する人・田畑の少ないこの地方の農家にとって酒造りは大切な出稼ぎ・五十年近く、毎年冬になると灘の酒蔵に出かけている畑栄一さん(三十年杜氏を続けている)・麦蒔き、柿の木、ススキ・米俵や身の回りの品をトラックに積み、出発する様子・見送りの婦人と子供たち・部落を留守にするのは、11月半ばから3月末までのおよそ150日間・神戸港遠景・兵庫県灘、六甲の山を背に摂津播州の米どころに近く質の良い水と丹波の杜氏に恵まれた灘は日本第一の酒どころ・菊正宗の法被と前掛け・しめ飾り、火打石を打つ畑さん・酛始めの祈り(杜氏が酒蔵につき最初の仕事に就く前の儀式)・大勢の拍手(カシワデ)・酒母(シュボ)を造る・普通の米よりもよくついてデンプン質だけを残した真っ白な米(酒造り用の山田錦)・水につけて、甑(コシキ)と呼ばれる大きなセイロに移して蒸す・杜氏室から出てくる畑さん・明日は蔵入りして最初の米が蒸しあがるというその前夜の蔵人たちの顔合わせの宴席・順番に形式的に挨拶する様子・今年初めて蔵入りした人たち・五番蔵人名表・畑さんの挨拶と、みんなで手拍子とともに歌うデカンショ節・朝3時、蒸し加減をみるために甑の4箇所から蒸した米を取り出して潰し、ひねり餅と呼ぶ団子に丸め、畑さんに届けて判断を仰ぐ・ひねり餅をひきのばして様子を見る畑さん・畑さんが首を縦にふると、初めて蒸米を取り出す・甑の中に入るための身支度(ワラグツ、パンツ一枚、木のシャベル)・酒袋のお古で作った手袋・古くから酒蔵には3むいという言葉が伝わっている眠い煙い寒いの3つ・蒸米の入った手桶を運び、ムシロの上に空ける人たち・ムシロの上の蒸米を広げる様子・こうじ室の扉が開けられ、次々に蒸米が運び込まれる様子・昔から酒造りは1こうじ、2もと、3つくりと言われるほど麹造りは難しい仕事・麹の胞子である種麹を蒸米にふりかける様子・麹の出来具合をみる畑さん・囲炉裏、鉄瓶・出来上がった麹は蒸米や水と一緒に半切桶の中に仕込まれ酒の元になる酒母を作る仕事にかかる・手を冷やさないため、上着のポケットに入れている畑さん・蔵人たちがカイで混ぜながら酛摺り唄(モトスリウタ)を歌う様子・カートで運ばれてくる酒母(=酵母=酛)の樽・醪造り(モロミヅクリ)酒母の中に麹と蒸米、水を加える・1度にたくさん造ると酵母が十分に増えないので、添、中添、留と3度に分けて少しずつ仕込んで醪の量を増やしていく・発酵を助けるためムシロをかぶせて保温する・木の札「添」・半日も置くと酒らしい匂いがしてくる・技師と一緒に発酵の具合をみる畑さん・醪造りの仕込みを添(ソエ)と呼ぶ、最初の仕込みが「初添え」・1日たって発酵がはっきり表面に表れた様子、「踊」・三日目「中添」・四日目のもろみの様子、「留添」・深夜1時55分を指す目覚まし時計・蔵人の寝顔・壁に貼られたピンナップガールの写真・寝室の電気をつけて、みんなを起こす男性・若い蔵人のインタビュー・留になって一週間、醪を大きなホウロウびきのタンクに移し、麹、蒸米、水を加えて量を増やす様子・タンクの文字、「15号甲、1月1日仕込、5642ℓ」・40石、7200ℓ入りの醪のタンクを見て回る畑さん・酛始めから50日余り、酵母の働きで真っ白い米は酒に変わった・昔から河内木綿でなければダメだと言われる酒袋・酒の詰まった酒袋がフネという箱の中にたくさん入っている様子・酒袋の上におりてくる圧搾機・茶碗で酒を試飲する畑さん・アマカラピン・畑さんのインタビュー・宴会(芸者)・居酒屋のカウンター 
地域情報  
スタッフ 制作:小口禎三 監督:田中実 脚本:羽仁進/犬伏英之/吉原順平 撮影:今野敬一 
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
 
フィルム原版 16mmネガ 
ライブラリー窓口会社 記録映画保存センター
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公開動画  
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