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作品No iw-02762 
ジャンル 短編 
作品タイトル <日本文化シリーズ・年輪の秘密>輪島塗り 
フリガナ  
製作会社 岩波映画製作所
スポンサー 自主制作 
製作年 1959年 
分数 17分 
白黒 
言語 日本語版 
カテゴリー 日本文化・工芸・漆塗・輪島塗り 
シノプシス 石川県輪島町の特産で数百年の歴史を持つ輪島塗の製造過程を追い、輪島町一帯に発達したことの背景や輪島塗を中心に生きる町の人たちの姿にもふれる。 
映像内容 輪島塗のお椀で汁粉を食べる女性、学生、女の子、おじさん・五百数十年ほど前に、紀州根来寺(ネゴロジ)の坊さんが伝えたとされるが、もともとこの地方から発展したという人もいる、堅牢である・輪島駅看板(石川県能登半島の北の端、日本海を越えた向こうはシベリヤ)・日本海、岩に打ち付ける波・道の向こうに海がある街並み・漆器を乾燥させるのにはある程度の湿気が必要なのが、漆器の産地になった一つの理由・漁業だけでは生活が立ち行かなかったので、輪島塗に頼らざるを得なかった面も・網を引く漁師たち・漁港・今では輪島市民の半数が輪島塗に何らかの形で関係している・輪島塗の原料の一つ、漆を採集する男性・
もう一つの大切な原料、珪藻土の採掘場・山で採ったものを干して砕いて水を混ぜ、粘土の団子にしてまた干してから木と一緒に焼くところ・最後におがくずをかけてしばらく置く(ほっかむり)・この真っ黒になった団子を臼でひいた粉が地の粉(ジノコ)と呼ばれて、輪島塗の下塗りに使われる・木地作り、木目に逆らわないようにナタでさいていく・なるべく早く、割れずに平均して乾燥させるため手斧(チョウナ)で中をえぐる・上等な品は屋根裏で2、3年乾燥する・電動ろくろで回転させながら刃物を当てて成形するところ・出来上がった碗木地は柔らかく、手で持つとたわむ・塗師屋(ヌシヤ)という漆塗りを商売とする家へ運ばれる(朝市の中を、スカート姿の女性が木の箱を背負って運んでいる)・朝市の風景、魚、大根、犬、着物、おぶい紐、買い物かご・輪島塗の誓いが書かれた額(みんなで朗読)・塗師屋の作業場・木地の凸凹や節を除くところ・生漆とケヤキの粉を混ぜた刻苧(コクソ)を埋め、乾燥する・使って減りやすいところは、麻布に漆を塗りつけたもので補強する・普通の人はかぶれるが、長年扱ってきた結果、漆を素手で触っても、もうかぶれない・布の端や突き出した部分を削り取り、凸凹のないようにする・漆とケヤキの粉を焼いたものを捏ね合わせ、布を巻いてないところに塗る(惣身付け)・漆に地の粉を混ぜて塗る作業・筆のように柔らかな漆ベラ・三辺地塗りを終わって乾燥した後、水に浸し砥石で丁寧に研ぎ上げる・紙をとおして漆を精製する(漆に混じっている細かいゴミを取るため)・中塗りの工程(塗り道具は毛の刷毛に変わる)・湿度の高い戸棚の中で乾燥させるところ・研いだり拭いたりするのは主に女の仕事、中塗りが終わって乾燥したものを砥石で研ぎ布で拭く婦人たち・壁にかかる湿度計?・部屋の片隅の掃除機、雑巾、バケツ・上塗りの様子・塗師風呂(ヌシブロ)、すなわち湿り気を帯びた戸棚の中で漆がたれないよう15分ごとに回転させながら乾燥する・作業を始めてから完成まで三月から半年、漆を塗る回数は普通の品で75回以上、極上品では180回に及ぶこともある・年季明けの行事(弟子と親方が親子の盃を交わすところ)・木の箱「沈金彫刻刀」・無形文化財の沈金作家の前大峰(マエタイホウ)さん・輪島塗をノミで彫り、漆をすり込み、金箔を真綿で打ち込み漆で固めて乾かす装飾法を沈金という・堅牢な漆器でなければできない装飾法・ノミで彫る様子・前さん自身が最も好きな作品の一つ・蒔絵、竹園自耕(タケソノジコウ)さんの作・蒔絵は特殊な絵の具と漆を混ぜて、筆で塗りものの上に模様を描いていく技法・竹園さんの仕事ぶり・700年前のお椀
 
地域情報 輪島 
スタッフ 制作:小口禎三 監督:藤江孝 脚本:羽仁進/犬伏英之/吉原順平 撮影:清水一彦 
受賞歴  
画面サイズ  
備考・関連情報  
参考画像
フィルム原版 16mmネガ 
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公開動画  
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